iPhoneアプリ開発者の妻になるまで。Part1
アプリ開発者の妻になり、2年半っ ヽ| ・∀・|ノ
アプリ開発者の妻として、これまで歩んできた日々を、妻目線で振り返ってみようと思います。
4年前になります・・・ある日、突然、夫が
「iPhoneアプリ開発者になろうと思うんだ・・・」
と言ってきました。
そもそも、まだiPhoneが市場に出たばかりの頃で、私はiPhoneという物体そのものが全く想像できず、“iPhoneアプリ開発者”という言葉を聞いてもハテナ顔になるしかありませんでした ( ☉д⊙) ポカーン
それに、それまでの人生において、Apple製品に興味もなければ、Macを触ったことすらない私に “iPhoneアプリ開発者” という言葉を投げかけられても、なんのことやら? です (´д`ι)
そんなハテナ顔の私に夫がiPhoneのアプリ市場について
「絶対成功する o(`・д・´)ノ━!!」
と自信を持って熱く語るのです。
そんな、成功なんて簡単なものじゃないのよ!私は、そんな言葉に言いくるめられるほど甘くないぞっ!
だから、ハッキリこう言ってやりました!!!
『えっ!?成功するの??やるしかないじゃんっヾ(*≧∀≦*)ノ』
・・・所詮、私を言いくるめるのなんて簡単です ((유∀유|||))。
それに、夫は決めたら反対されても自分の意志を通す人だから、私が反対しても聞く耳を持たないでしょう。
夫の熱弁に押され、その ”アプリ開発者” とやらになることを了承し、そこから ”アプリ開発者の妻" としての人生が始まりました!!(この時点ではまだ妻ではありませんでしたが、、、)
当時の家賃は15万円。
この部屋は同棲をする際に借りたもので、それまで夫は麻布に12.5万円の部屋を借りて生活していました。
私は働いているし、夫は義父の仕事を手伝ったり、ガテン系の仕事もしていたので、二人の給料を合わせればそれなりの収入があり、この家賃を払うのはそこまで大変ではないという計算でした。
夫の ”成功する!” という言葉を信じて疑わなかった私は、第1作品目『書きトレ』が出来上がった時、収入がこれまでよりもアップすると思っていたし、この家賃もこれまで以上に軽々と支払えるものだと思っていました。
だって、夫はこう私に言ったのです。
「絶対、成功する!!!」
と・・・!!!!
しかし・・・
その月の売り上げは数千円っ・・・(・∀・i)タラー・・・
当時は最低でも$250以上にならないとAppleから振り込んでもらえないシステムだったので、最初の頃は収入ゼロの月もありました・・・
夫は、私の顔に冷や汗が流れているのが見えないのか、青ざめているのが分からないのか、立ち尽くす私に笑顔で
「書きトレ、今日、1個売れたよ~!!!」
と報告してくれるのでした・・・(=ェ=`;)オ.オメデト...
”来月こそ!来月こそ!!”
そう言い聞かせた日々がどのくらい続いたでしょう・・・
本を売り、CDを売り、ゲームを売り、売れるものは何でも売りました。
ここまでの話を読んで、
”貧乏” とか ”哀れ" とか ”みすぼらしい" とか ”可哀想” と思う人は当然いると思います。
そうです、この生活は決して余裕のある生活ではありません。
“もっと安い部屋を見つければいいじゃないか?”
との声も聞こえそうですが、確かに、もう少し安い物件を見つければ、生活に余裕が出てくるかもしれないと考えるところですが・・・。
私の持論で、その考えでは大成しない、いつまで経っても収入は上がらない、逆に生活に余裕なんて出ないとappmamaは思います。
夫は朝から晩まで、アプリ開発とガテン系の仕事を掛け持ちして一生懸命働きました。
それでも、生活はギリギリでした。
ちなみに、この時点でまだ結婚はしていないので、普通だったら将来の生活を不安に思い、人によってはこの生活に見切りをつけるかもしれないし、いっその事、アプリ開発者を辞めて他の仕事をするように頼むかもしれません。
しかし、いつまでたってもアプリ開発の仕事が軌道に乗らないことに私は文句を言ったことはないし、不安定な生活の中でも喧嘩をしたことは一度もありません。
自分で言うのもなんですが、なかなか辛抱強い女です (´、ゝ`)ゞ
渡辺淳一の『鈍感力』という本が有名ですが、まさに私はそれでしょう。
私はなかなかの鈍感力の持ち主らしく、アプリ開発者としての道を応援してしまうのでした・・・
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