iPhoneアプリ開発者の妻になるまで。Part4 〜暗闇の中に光る一点の光〜

9/21/2012 AppMama 0 Comments

20103月。

どんなに時間をかけてアプリを作っても、どのアプリもなかなかヒット作に恵まれず、夫はスランプに陥り、流石に私も少し不安な気持ちになり、そして時々、心が折れそうになるのでした。

もう少しで結婚式なのに・・・

結婚式が迫るにつれて、結婚資金をなかなか貯めることができない焦りと、この先の生活への不安が一気に押し寄せます。

どんなに強気な気持ちでいても、夫がアプリ開発者になってから、もう1年半の月日が流れていました。

簡単に成功を手に入れる事はできないと覚悟していても、全く先が見えないことへの不安が、余計ネガティヴな気持ちを生み出します。

そういう時、決まって、私達の気持ちを察するように、ハワイに住むお義母さんからメールが届いたりするのです。

義母は、夫がアプリ開発者になると言った日から、夫のアプリ開発者としての道を応援し、時にしっかりしろ!と喝を入れてくれ、そして何度も私たちを励ましてくれました。

そんな義母のメールの中から、私たちが励まされ、勇気をもらった話があるので紹介させて頂きます。

このエピソードは、実話です。

以下の文章は、義母が書いてくれた手紙そのままの文章です。


ほとんどの人はもうちょっとという所であきらめちゃうものなんです。
こんな話があります。
フローレンス チャドウィックという女性水泳選手は、10歳から水泳を始め、
1950年にイギリス海峡を13時間20分で完泳し、
翌年、イギリス、フランス間往復を女性で世界新記録を達成した後、
1952年に、カタリナ島とカリフォルニア州 Palo Verdes 間の26マイルに挑戦。
サメに襲われ危険が心配され、しかも女性一人で、出来る訳がないと言われながらも、挑戦し、
冷たすぎる水温や荒波と戦いながら、途中やはりサメの危険に合い、クラゲにさされたり。。。もの凄く過酷な経験をしながら
何度ももうダメ、と思いながらも目標をしっかり見据えて頑張ったんだけど、真っ暗な闇夜と深い霧の中、
15時間泳ぎ続けた所で、もう前方が見えなくなり、自分が泳ぎ切れるかどうか自信がなくなり、あきらめてしまったそうです。
ボートに引き上げられた瞬間、そこは目的地まで1キロもない所だったとわかり、もの凄く悔しかったらしいです。
2ヶ月後に再挑戦した時は、同じサメとクラゲに悩まされながらも、恐怖や不安、また肉体的な痛みと戦って、
また同じ様に濃い霧に見舞われたのですが、その時は、陸にたどり着いた時の至福の喜びに満ちた自分をイメージしながら、
死にものぐるいで完泳し、夢を実現したという人です。
もうダメだというどん底の世界、生きるか死ぬかの様な限界まで行って初めて、
信じる者が救われるという実感を体験できるものだと思います。
ほとんどの者がそこまで行き切れないうちに止めてしまっているので、
命がある限り頑張り続ける者にのみ
勝利と栄光が用意されているのです。
この経験をすればする程、怖いものがなくなって、不安や心配が入り込む余地がない程、確信で満たされます。
そしてエネルギーがスパイラル状に上昇し続けます。その境地に入れば、後は時間の問題です。
恵子ちゃんは、お金や収入という観念と価値に縛られず、ただひたすらリオを信じてここまで来てくれた訳だから、
もうちょっとです。暗闇の大海の中、なかなか街の灯りは見えなかったけど、灯りはもうそこまで来ていますよ。
これからも不安という一点の曇りもない、成功という確信の毎日が続きます様に。


以上が義母から届いたメールの一部です。
このメールを読んで私たちはフローレンス・チャドウィックのように最後まで諦めない事を決意しました。
そして、義母のメールによって勇気づけられた夫は、このあと私の想像を超える信じられない行動に出るのでした。


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