軽井沢の家作り Part3 ~骨組みができるまで~
ゴールデンウィーク中に完成するはずだった輸入住宅・・・。
意外と・・・いや、かなり大変です・・・
『大人2人で3日あれば建てられる!』
そんなうたい文句だったはずですが、3日で建てられる気がしません(笑)
しかも、斜面に面した土地だったこともあり、作業は困難を極めました。
基礎部分は業者に頼んだものの、そこからは家族+友人らだけで家を建てていくのです。
・・・とは言っても、平日はみんな仕事があるので、週末だけの作業となり、なかなか集中して一気に仕上げることができませんでした。
ゴールデンウィークが終ると、一旦東京に戻り、各々仕事をして、またその週末に家族・友人らと軽井沢に集まって家作りに取りかかります。
私は、昔から図工やら工作、あるいは裁縫、料理と、とにかくモノを作るという事が苦手な人間なのですが、そんな私の人生において、まさか家づくりを経験するとは思いもしませんでした。
しかし、私がどんなに鈍臭い女子であろうと、現場に行くと軍手を渡され、安全用のヘルメットを付け、トンカチを持って釘を打ち付ける作業を任されます。
さらには、電ノコの使い方、丸ノコ、釘打ち機のエアコンプレッサーの使い方を一通り説明されるのです。
ここで工具の名前がいまいちピンとこない女子に工具の名前を教えましょう!
これから文章に頻繁に出てくる工具だと思うので、知っておくと想像しやすいですよ!
『電ノコ』は電動ノコギリのこと、『丸ノコ』とは卓上切断工具のことです!
“切断工具” という響きで、この機械がどれだけ危ないものなのか容易に想像がつきますよね!?
本当に、おっかない工具です!
それから、『エアコンプレッサー』、これは、ピストルのようなもので、引き金をひくことで釘を板に打ち付けることができます。
エアーコンプレッサーも、使い方を間違えれば致命傷を負います!
そのかわり、トンカチで釘を打つという作業がずっと楽になります。
このような工具に囲まれ、まずは、業者に造ってもらった基礎に柱を打ち付ける作業が始まりました。
この作業は、柱を支える人+柱を釘で固定する人と最低でも二人がかりで行います。
柱が立つと、次に床組を作っていきます。
床組は、まず柱を床梁で固定するように組んでいきます。
一見、簡単そうに見えますが、かがんだ状態で釘を何十本と打ち続けるのは本当に大変です。
ちなみに、この時まだエアーコンプレッサーを持っていなかったので、トンカチで釘を一本一本打ち付けなければならず、腕から腰まで痛くなりました。
床材を敷き詰めると、ここからが今回最大の難関・・・梁(はり)をかけて行きます!!!
この梁がとっても重く、この梁を持ち上げるのに男性が何人も必要です。
梁は、屋根などの重荷を支える役割があるので、梁自体が頑丈でとても重く、1人2人で持ち上げられるような木材ではありません。
また、万が一、この梁を落とす様なことがあれば大けがにもなりかねませんし、常に緊張した状態で慎重に固定していきました。
そして、日が落ちてきた頃・・・ようやくこの家に梁を取り付けることができました!
次回は、壁と屋根について書きます!
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