軽井沢の家作り Part4 ~壁ができるまで~

10/15/2012 AppMama 0 Comments

梁(はり)を上げる作業を終え、次に屋根の下地となる垂木を取り付ける作業を行いました。
垂木とは、棟木から桁にかけて等間隔で取り付ける屋根の骨組みのことで、この垂木を取り付けることで、頑丈な屋根を作ることができるのです。
本来、この作業は、まだ行なわない予定でしたが、雨の心配があったので、屋根にブルーシートを掛け、居住スペースが濡れない措置をしようということで、急遽予定を変更して行なった作業です。

この作業自体は割とすぐにできたので、雨が降る前にブルーシートを取り付けることができました。
続いて、壁の枠組みを作る作業に取りかかります。

枠組みになるパーツは、トラックで運び出した木材の中から探し出すのですが、これがなかなか時間がかかる作業でした。

特に、私なんかは “ツーバイフォー(2×4)” と言われても、どの木材のことなのか全く判断出来なかったので、積み上げてある木材の前でオロオロしてました。

現場では、聞いたこともない大工用語が飛び交うので、まるで外国語を聞いているようで、何を言っているのか分からない時もしばしば…全く戦力になりません。

ですから、触ったこともない部品や工具、木材の種類を判別できるようになるまでには、かなりの時間がかかったし、結局覚えきれなかった大工用語も沢山あります。

さてさて、必要なパーツの木材を集めると、輸入したキットに添付してあった説明書を読みながら、まず、床の上で壁の枠組みを組み立てていきます。

“キット” というと、なんだか簡単に聞こえてしまうかもしれませんが、木材は全て必要な長さにカットされて搬入されているわけではありません。

自分達で計測し、見合った長さにカットしなければならない物も多く、それなりの技術・計算が必要です。

どのくらいの長さに木材を切断するのか、切り口の向きや方向にまで注意をしなければならず、一寸の狂いもないように計算し、切断しなければなりませんでした。

切断の際、数ミリ単位の誤差も許されないので、木材を切断する時に目安になる目印の線を引くときには、間違いがないように何度も計算しながら、慎重に行っていきました。

そうやって、床の上で枠組みが完成を完成させると、その枠組みを立ち上げていくのですが、ほんの数ミリの誤差で取り付けることができないというハプニングもありました。
その面はまた枠組みをバラして1からやり直すということになったのですが、家づくりの下地は、数ミリの単位で計算されているんだということを知るきっかけにもなり、とても感銘を受けました。
やっとこさ、枠組みを取り付け終ると、次は、大きなベニヤ板を保管場所からトラックで運び、先ほど立て付けた壁の枠組みにベニヤ板を貼り付けていきます。

このベニヤ板を運ぶ作業もひと苦労です。

前にも何回か書きましたが、トラックで運んできた木材は、急な斜面を登り運ばないとならないので、今回も急な斜面をベニヤ板を担いで登り、所定の位置にベニヤ板を下し、また担いで登るという、本当にキツい作業の1つでした。
ベニヤ板を運び終えると、先ほど立て付けた枠組みにベニヤ板を貼付ける作業になります。

壁用のベニヤ板は一枚がとても大きく、結構重いので、壁の枠組みに打ち付ける作業は、ベニヤ板を支える人、枠組みに釘で打ち付ける人と計4人必要な場合もありました。

ベニヤは既に全てのパーツがカットされていたので、切る手間は省けましたが、沢山ある中から必要な物を見つけるのは、パズルのピースを探すように地味な作業で結構大変でした。
そして、ようやくベニヤ板を張り付ける作業が完了し、これで風がしのげるようになりました!!
土台~基礎部分の行程を見てきていると、壁ができるだけで随分家らしくなったと感激します。

風が凌げるようになったら、次は雨をしのぐ屋根です!

次回は屋根について書こうと思います!

続きをよむ >> 軽井沢の家作り Part5 ~屋根がある事の幸せ〜

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