【あなたの犬は幸せですか?】子育てにも役立つ?カリスマドッグトレーナー『シーザー・ミラン』から学ぶこと

11/14/2012 AppMama 1 Comments

皆さんは、シーザー・ミランという、カリスマドッグトレーナーをご存じでしょうか!?
アメリカで「Dog Whisperer」というテレビ番組で有名になった方です。私は今、彼の書いた「Ceasar's Way(あなたの犬は幸せですか)」という本を読んでいるところなのですが、これは犬を飼っている方に是非おすすめしたい本です。

彼は、幼少期を農場で過ごし、その農場で働く使役犬と行動を共にしていく中で、犬の本質、性質、行動を理解し、今では世界一のドッグトレーナーと言われる程の人物です。

彼がどれほど凄いカリスマ ドッグ トレーナーなのかと言うと、あのオオカミもしつけてしまうんですっ!

我が家にもアン&チョビという2匹のトイプーがいますが、チャイムが鳴ったら吠えてしまうし、留守中もクゥーン、クゥーンと鳴き続けたり、来客が来た時や、帰宅時に飛びついたりと、直すべき問題点が沢山あります。
私達も、この問題点を改善しようと日々努力はしているものの、簡単には改善できません。しかし!このカリスマ ドッグ トレーナーの手にかかると、どんな荒れくれ犬であろうと最後は従順な犬へと変身をとげてしまうのです。

ミランさんは、現代社会で飼われている多くの犬は人によって強制的に「毛の生えた四つ足人間」になるように飼育されていると訴えています。犬は犬だという事を理解し、本来の犬のもつ野生の本能を取り戻してあげる事で、様々な問題は解消されると言います。
実際、ミランさんのトレーニング方法は、犬の本能を呼び起こし、そこに働きかける訓練ですから、犬に伝わりやすいという点が勉強になりました。

犬は言葉を使いません、もちろん人間以外のあらゆる動物は全て・・・その代わり、嗅覚や視覚、聴覚を駆使して様々な情報や感情を察知します。だから、気(エネルギー)がとても大事になるのです。犬はこちらのエネルギーを察知する能力が高いので、ミランさんの言う様に毅然とした態度で犬と向き合わなければ、犬は不安に陥ったり、落ち着きのない行動をすることになります。
シーザーさんは世界一の犬の「トレーナー(訓練士)」になる為に不法侵入をしてまでメキシコからアメリカに渡ってきましたが、現在では犬を “訓練” する “しつける”  という考えは捨て " リハビリ" をするという表現で犬を矯正させています。
言い方1つで捉え方が変わりますよね。

彼が犬をリハビリする時は、犬だけではなく、飼い主に対してもカウンセリングを行います。
その際、彼は “穏やかに毅然と接すること” という言葉を飼い主に伝えます。この態度がキーポイントのようです。

本来、群の中で生きる事がDNAに刻まれている犬にとって、リーダーという存在はなくてはならないもので、飼い主がリーダーになってあげなければ、犬が代わりにリーダーにならなければいけないという使命感を抱きます。
犬を可愛がる事は悪い事ではないものの、それだけでは生態が狂ってしまうのです。シーザーはこう言っています。「問題を抱えて生まれてくる犬などいません、問題は「人」と一緒に暮らす中で発生する」と・・・。

可愛がりすぎたり、怒りすぎたり、ムラのある態度は犬に誤解を与え、犬に主導権を与えてしまうのです。
『ボスはお前(犬)じゃない!』という姿勢を常に持つことが大切なのです。

そう言うと、なんだか冷たいように聞こえる人もいるかもしれませんが、彼のトレーニングをみるとそんな風に思いません!
犬をリハビリするということは、犬自身が抱えていた恐怖や不安を取り除いてあげるということなのです。

シーザーさんは犬とのコミュニケーションに言葉は使わず、気(エネルギー)とボディータッチを使ってコミュニケーションを取るそうです。
犬は群の中で生きる習性を持つ動物ですが、群で行動する犬達は喋ったり合図を出し合ったりもしないのにお互い調和した動きを取る事ができるのだそうです。犬であれ野生の動物は第六感が研ぎすまされているため、相手の考えている事などを感じとる力を持っているといいます。だから犬に対して怒鳴ったり、言葉で理解させようとする事は犬を混乱させてしまうのだそうです。

シーザーさんの犬に対する接し方は、犬だけではなく、子育てなどにも適応する事ができると言われているので、私もまだ本を読み始めたばかりですが、応用できたらいいなと思っています。

愛犬家の皆さん、それから、子供をお持ちのママは是非手に取って読んでみて下さい!

(1番目が日本語版、2番目は英語版です。原文で読みたい方や、英語を勉強している方には英語版がおすすめです)

1 件のコメント:

  1. アメリカで、シーザーの番組を興味深く見ていた一人ですが、
    彼の信念に基づく犬達へのリハビリは、本当にうなずけます。
    毎週、それぞれ犬に対する問題や悩みを抱えている家庭を訪問し、
    それぞれの住環境、家族構成、家庭の事情と犬の性格や環境を、
    ひとつひとつ検証しながら、
    どうやったらその家族がその問題を、解決できるか、
    飼い主と家族が犬と一緒になって、シーザーの指導のもと
    カウンセリングとリハビリトレーニングに参下するプログラムで、
    本当に、素晴らしい、そして参考になる番組です。
    私は自分では犬を飼っていませんが、犬を飼っている家族、友人がいる中で、
    犬達とは切っても切れない生活者ですので、とても興味ある番組でした。
    それに、やはりこのリハビリの方法は、幼児を持つ全ての親にも言える事で、
    親として、これからこの子供達をどうしつけ、どう教育して行こうか、
    考えたり、あるいは既に悩んでいるご両親たちにも、
    家庭で、幼稚園、学校、社会において、お互いハッピーに生きて行ける為に
    どう導けるか、
    しつけや教育の基本になる教えが衝撃的です。
    この本も、素晴らしい秘訣がいっぱい収納されているのでしょう、
    是非読んでみたい本の1冊ですね。

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