iPad mini と iPod touch 5、どっちを買う?機能と性能の違いを比較!
今月、iPad miniとiPod touch 5(第五世代)の記事を書いたところ、反響が大きかったので、今日は、どちらが “買い” なのかについて書いていこうと思います。
appmama的には、iPad miniがお気に入りなのですが、夫はiPod touch 5をiPhoneの予備として常に持ち歩いているので、今ではどちらの製品も私達の生活に欠かせないものとなり、正直、どちらの製品がオススメかと問われるとかなり悩んでしまいます。
それに、これからクリスマスシーズンなので、この2つの製品、どちらを購入しようか悩む方も多いのではないでしょうか!?
・・・とは言うものの、「そもそもiPad miniとiPod touch、この2つを比較する意味があるの!?」
そう思う方もいるかもしれませんが、iPhone以外の携帯やスマートフォンをお持ちの方で、iPad miniかiPod touchの購入で迷われている方や、“どちらかの製品をプレゼントしたいと考えているのだが、どちらの製品が最適なのだろう!?” という質問を頂くこともあるので、それぞれのメリット・デメリットについて考えてみました。
【画面の大きさ・文字の読みやすさ】
iPad miniの方が画面は大きいものの、画質はiPod touch 5に劣ります。
iPod touch 5はRetinaディスプレイを搭載しているので、文字も写真もクッキリと綺麗に見えます。
ですが、iPad miniに比べ画面は小さいので、場合によっては文字や画像を拡大して表示しなければ見づらいと感じることもあるかもしれません。
逆に、iPad miniは、映画、写真、地図を見る時は画面が大きいので見やすく、ページ全体を表示したまま見る物に適しています。電子書籍の場合、漫画や雑誌は、iPad miniの画面の方が相性が良いと感じます。
活字を読む場合ですが、iPad miniでもiPod touchでも、文字を読みやすい大きさに調整して読むことが多いので、使う場所やどんな本(漫画なのか小説なのか・・・)を読むかによって、2つの製品の使い分けが出来ると思います。
【携帯性・持ちやすさ・操作性】
軽くて薄いという意味では、どちらも携帯性は優れています。
しかし、ポケットにもすっぽり入るiPod touchの方が明らかに携帯性は優れていると思います。
どちらのデバイスも片手で十分持てるサイズで軽いのですが、持ちやすさは人によって変わると思います。
iPad miniは片手で持つ事は出来ても、その持った手で操作をするとなると触れる範囲に限界があります。その反面、iPod touchの方は片手で持ったまま同じ手で操作可能なので、片手での操作性に関しては圧倒的にiPod touchが優位と言えますね。
逆に "両手" を使う事を前提とした場合、iPadは画面が大きいので、ボタンなども大きく押しやすく設計されてい事が多く、画面の広さを活かしたアプリの場合は操作しやすい物が多いです。
例をあげるならば、ピアノのような楽器系アプリは鍵盤が大きく、両手で弾きやすかったり、動画編集アプリだったらカットしたい部分を選択しやすかったり、手書きメモアプリなども大きな画面を活かして色々と書き込めたり、精密な操作に向いています。また、子供や年配の方が使う場合も、iPad miniの方が操作しやすいように思います。
【文字入力】
iPhoneやiPadで文字入力をする為にはいくつかの方法があります。一つはパソコンと同じようなアルファベット配列のQWERTYキーボードでの入力。
これは英語を打つ以外に、ローマ字で日本語を打つ時にも使えます。
もう一つは、従来の携帯電話と同じ配置の「かな入力」です。従来の携帯のように、1つのキーを押す度にあ→い→う→え→お、と変えていき、一文字づつ決定していくという打ち方も出来ますが、タッチスクリーンでは、指をスライドさせる事でワンアクションで「お」を入力できてしまう「フリック入力」が使えるため、練習さえすれば入力スピードは相当上がります。
iPadでもiPhoneやiPod touch同様、フリック入力は出来ます。ただし、持ち方の違いや変換候補が出てくる位置の違いがある為、使い勝手がまったく同じとは言えません。それでもかなり近い感覚ではあるので、とりあえずフリックに関してはほぼ同等と考える事ができます。大きく違うとしたら、QWERTYキーボードでのアルファベット、もしくはローマ字入力をする場合だと思います。QWERTYキーボードはiPod touchだとどうしても一つ一つのキーが小さいため、打ちづらく、指も片手で1本か、両手で2本使うのが限界です。それに比べてiPad miniは、普通のキーボードと比べると小さいですが、それでも10本の指をほぼ全て活用する事ができるので、慣れればかなり早い入力が可能になります。
iPad miniでのキーボード入力に関しての記事も参考までにどうぞ!
>>【iPad miniでの文字入力】仮想キーボードでどこまで打てるか検証してみた!
>>【iPad miniでの文字入力】仮想キーボードでどこまで打てるか検証してみた!
入力方法に関しては好みや慣れによって個人差があるはずなので、どっちが優れていると判定するのは難しいところですが、QWERTYキーボードを使った入力に限れば、キーが大きいiPad miniが有利なのではないかと思います。
もう一つ、入力方法の一つとして、「音声入力」という手もありますが、これはiPod touchでもiPadでも性能は変わらないはずなので、特別比較する必要はないでしょう。
【カメラ】
iPad miniもiPod touch 5も、公式サイトの仕様を見る限りではカメラはまったく同じ性能のようです。
写真は500万画素、動画は1080p HD撮影、FaceTime用のフロントカメラは720pのHDビデオとなっています。
唯一、今のところ「パノラマ撮影」に関してはiPod touch 5では使えてiPadでは使えないため、機能的にiPod touch 5が少し優位になっています。
ただ、これはiOSのアップデートで解消される可能性もありますし、標準機能として搭載されていないだけで、パノラマ撮影が出来るアプリを使えば、iPadでもパノラマ写真は撮れるので、決定的に不利とまでは言えません。
しかし、iPadの場合、iPhoneやiPod touchのようにカメラをロック画面から瞬時に立ち上げるショートカット機能がないので、素早くカメラを起動するという点に置いてはiPod touchに軍配が上がります。
コンパクトさからもポケットからサっと出してすぐに起動して撮る事の出来るiPod touchの方が「カメラ」として見た場合は優れていると言えるかもしれません。
【バッテリー】
バッテリーは完全にiPad miniの勝利です。
公式サイトによると、iPad miniはビデオも音楽も最大10時間、iPod touch 5だとビデオが最大8時間、音楽なら最大40時間とありますが、正直、この一週間ほどiPod touch 5を使った限りでは、バッテリーの減り方が非常に早く感じたため、8時間はちょっと大げさな気がしました。現実的には4~5時間といった感じではないでしょうか。
ついついゲームをしたり、写真や動画を撮ったりしたりするので、早く減るのかもしれませんが、音楽だけなら何十時間も再生できるというのは元々iPodが音楽プレイヤーである事からも流石だと思います。しかし、この事に関しては実際に試していないので何とも言えません。ちょっと不思議なのは、公式の情報によると音楽再生に関してはiPadが負けているという点です。技術的な事はよく分かりませんが、iPodやiPhoneはiPadよりも音楽再生にかけてはバッテリーが長持ちするような設計になっていると考えていいのかもしれません。つまり、バッテリーに関しては "音楽プレイヤー" としての使用を優先する場合はiPod touch、それ以外の使い方がメインの場合はiPad miniが勝っていると言えます。
【価格、カラーバリエーション】
価格はiPad miniが一番安い16GBモデルで28,800円。一方、iPod touch 5はの一番安いモデルは2倍の容量の32GBにも関わらずiPad miniよりも4000円安い24,800円です。iPad miniはブラックかシルバーの2択なのに対して、iPod touchは5色+限定カラーの計6色のカラーバリエーションがあります。そして、買った後の事を考えた場合、アプリの値段も大体iPadの方が高い事が多いので、総合的に見てもiPod touch 5の方が安くてお得です。
【片方にあって、もう片方にはない機能】
*懐中電灯:iPod touchにはあってiPadにはないもの。それは懐中電灯としても使える「フラッシュ」です。本来、カメラのフラッシュの為にあるものですが、ライト系のアプリさえ入れておけば、いざという時に瞬時に懐中電灯として使えるというメリットはなかなか大きいです。
*Passbook:Passbookは色々なクーポンを管理して、お店などで画面上のバーコード見せるだけで使う事の出来るiOS6から加わった新しい機能です。映画館のチケット、搭乗券、割引券など、使い道は様々ですが、まだ日本ではそこまで普及していない為、今のところ重要視するポイントではないでしょう。それに、将来的にiPadにも対応する可能性は十分ありえるので、どちらのデバイスが良いかを決める決定打としては弱いかもしれません。
*iPad専用アプリ:上の二つはiPadでは使えない機能でしたが、逆にiPadでしか使えないというアプリも沢山あります。iPhone/iPod touchアプリはiPadの為に特別に対応されていなくても、iPadでダウンロードして拡大して使用する事が可能ですが、iPad専用アプリはどうしてもiPhoneやiPod touchでは使えません。その点ではiPadはオールマイティなデバイスです。
【まとめ】
iPad miniとiPod touchはそれぞれまったく形状の異なるデバイスです。まだまだ細かい違いを上げればきりはありませんが、主に大きな違いは今回あげた7つだと思います。これから購入を検討されている方は、自分が、またはプレゼントを贈りたい相手が、そのデバイスで何をしたいか、どのように使うだろうかを想像しながら、どのデバイスが適切かを考えてみると答えが出てくると思います!
どちらにも優れた点がありますし、両方を使い分ける事で生まれるメリットも沢山あるので、サンタさんに両方欲しいとお願いしてみるのがいいかもしれませんね(笑)
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