陣痛促進剤の危険性と私の経験談
先日、とてもショッキングなニュースを目にしました。脳性麻痺になった赤ちゃん188人を調査したところ、3割が陣痛促進剤を使用しており、そのうちの8割は薬の量を基準より多く投与されていたそうです。
思い起こせば、私は娘を出産する時に、この陣痛促進剤を使用しました。
子宮口が10㎝開けば分娩台に乗り出産することができるという説明でしたが、私は陣痛が起こってから24時間経過しても3㎝しか開かず、助産師さんのサポートによりどうにか6㎝まで広がったものの、体力の限界を迎え陣痛促進剤を投与しました。
陣痛と戦っている時は、あまりの痛さ、苦しさにうなり声を上げ、陣痛が一日以上続くと痛みから幻覚も見え無意識に吐き、このままでは死んでしまうのではないかと思ったくらいです。初産だったのである程度覚悟はしていましたが、これほどまでに出産が大変だとは想像していませんでした。
と同時に、出産は命がけのものであるということを身を持って知りました。
もしかして死んでしまうかもしれないと何度も頭をよぎりましたが、不思議と自分の死は怖くはなく、目を閉じたら意識が飛んでいきそのまま目が開く事はないだろうとも思ったりもしました。しかし自分の安否より、無事に出産しなければならないという使命感でいっぱいでした。
あまりの苦しさで、自分の髪の毛をむしり、自分の腕を引っ掻いて血だらけになりましたが、どうもがこうとも子宮口は開きませんでした。
24時間経ち、助産師さんから陣痛促進剤の説明をされました。
はっきり言って、あの精神状態で同意書を読めと言われても無理な話で、それよりも早く出産したいという気持ちから同意書にサインをしたわけです。
あとは陣痛促進剤に対して、危険を伴うものだという認識がなかったのも事実で、その辺は自分の勉強不足だったと思います。
陣痛促進剤を投与する為に、分娩台脇のベッドに移され点滴が始まりました。
点滴が始まってから、まもなくのこと・・・
それまでの痛みとは全く違う、大きな痛みの波が押し寄せました。もう耐えられるレベルのものではなく、子宮が破裂するのではないか、お腹が破れるのではないかと思うほど何度もその痛みが押し寄せました。
大きな痛みが何度も押し寄せる度に身体が勝手にいきみました。
「いきまないでっ!」と言われてもそれは無理なお願いです。自分でも理性を失うほどの痛みなのです。
子宮口が開き、分娩台へ移され無事に出産となりましたが、先日、脳性麻痺の赤ちゃんと妊娠促進剤の関連についての記事を読んだ時に身震したのです。
私の出産した病院が、投与を過剰にしていたとか不適切な量を投与していたということではなく、妊娠促進剤を使ったということが一歩間違えれば娘に影響を及ぼしかねないものであったということは間違いありません。
基準の量、範囲内であっても個人差もあるだろうし、小さな赤ちゃんに対してどの程度なら大丈夫ということでもないと思います。私は、市販の風邪薬を飲むだけで倦怠感が襲い、薬によっては一日起き上がれなくなるのですが、夫は市販の薬や、アメリカで売られている強めの鎮痛剤を飲んでも私の様に倦怠感が襲う事はありません。
ですから、薬の量も個人差があり、お腹の中の赤ちゃんだって様々でしょう。
陣痛に耐えている時に「いきまないで!」と言われますが、タイミングを間違えてお母さんがいきむと赤ちゃんは苦しいそうです。つまり、母体と赤ちゃんはこの時、一心同体なわけで、促進剤の投与によって苦しいのはママだけではなく赤ちゃんもそうなのかもしれないと思ったりしました。
陣痛促進剤を使用する際には、同意書が求められますが、あれは危険を伴うもの、赤ちゃんに影響を及ぼしかねないという含みがあるからです。しかしながら、促進剤を使ったからと言って脳性麻痺になるというものではなく、万が一を想定して、不安な人は必ず医師と事前に確認しておくことが必要だと思います。
これから妊娠を考えている方、既に妊娠されている方は妊娠促進剤について勉強してみてください。
それから、私が妊娠中に使っていたアプリを紹介します。
【マタニフォン】
出産までのカウントダウンが一目でわかるアプリ♪
フリーアナウンサー政井マヤさんが開発に携わったことでも有名です。
妊娠カレンダーアプリは色々ありましたが、一番シンプルでわかりやすく、面倒もないこのアプリを当時重宝していました。
私が使用したいた時からバージョンアップしているようで、妊婦検診の記録を写真と共に記録できたり、予定日が近いプレママとツイッターで交流できたりと私が使用していた頃よりずっと便利になっているようです。
そしてもう一つ。陣痛の間隔を記録する為に夫が考えて開発したアプリ「Timestamp Memo」!妊婦さんが使うのはもちろんの事、旦那さんが隣で使ってあげてもいいかもしれません。ワンタッチで時間を記録する事ができて、記録と記録との時間差も瞬時に分かるので陣痛の間隔を把握するのにとても便利ですよ☆
妊娠しているママは是非チェックしてみてくださいね♪
それでは、また、See you☆
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