海外ドラマ「glee/グリー」のフィン役コリー・モンティス死去。薬物依存症の恐怖。
もう、皆さんご存知だと思いますが・・・海外ドラマ「glee/グリー」でフィン役を務める“コリー・モンティス”が亡くなりました。とても、とても、とてもショックです。そして未だに信じられません。
共演者である"リア・ミシェル"と交際しているのは有名で、なんと近々結婚予定だったとか・・・。ドラマ内でもお似合いのカップルだっただけに、本当にかなしいニュース。もう、フィンとレイチェルの歌が聴けないなんて・・・。
訃報を知った翌日、フィンを偲んで「glee/グリー」を観ました。
言う間でもありませんが、海外ドラマ「glee/グリー」は、あのオバマ大統領夫妻、レディー・ガガ、マドンナ、ポール・マッカートニーまでも魅了し、世界中で一大旋風を巻き起こした大ヒットドラマです。ドラマの中の彼は、主役級の主要人物だったので、今回のこのニュースは衝撃的であり、悲しみに包まれました。
ドラマの中の彼は、死の影など全くなく、むしろ“生きるパワー”に満ち溢れ、これからどんどん活躍する俳優だとさえ思えました。
死因ですが、麻薬(ヘロイン)とアルコールの同時摂取。
「何やってんだよ、フィン!!」
と言いたい気持ちと同時に、彼がドラッグを断ちたい一心で自らリハビリ施設へ入所していたことも知っているので、自分ではコントロールできないところまで悪化していたのだろうと思います。
とはいえ、やはり薬に手を出してしまったフィン、そして薬によって命を奪われてしまったことが残念でなりません。
最近、日本では、「脱法ハーブ」と呼ばれるものが出回り、社会問題にまで発展しています。
脱法ハーブを吸引した男が、学校に侵入し児童を追いかけ回すという事件や、脱法ハーブを吸引した上、自動車を運転、女子高校生をはねて死亡させるという忌まわしい事件まで起こりました。
このような「脱法ハーブ」「合法ドラッグ」と呼ばれるものは、簡単に入手することができ、高揚した気分、快楽を簡単に得ることができます。しかし、フィンのように自分ではコントロールすることができない精神状態まで追いつめられ、結果、依存性、そして自分の命、他人の命を奪う最悪の事態になってしまうのです。
何かの本で読んだのですが、薬と同様、アルコールにも依存性はあり、言うところの “アルコール依存症” というのは、脳の形状が変わってしまうそうです。こうなると、もはや自分自身でコントロールが効かなくなってしまい、どんどんアルコールを欲する身体、脳になっていき社会で生きていくのは難しくなってしまいます。
ですから、一時の快楽により、自分の人生を棒に振ったり、家族、恋人、友人を悲しませる事態になりかねないことをどんな時も忘れてはいけません。
コリーには薬を克服して、同じ様に苦しんでいる人の為に活動して欲しかった。
今回の報道で何より悲しいのは、“コリー・モンティス” と共演者の “リア・ミシェル”は恋人同士であり、一部報道では近々同棲の予定があったそうです。将来的には結婚も視野にいれていたのかもしれません。
ブルーノ・マーズの『Marry You』という曲をシーズン2で披露しているのですが、この曲を歌っている二人を観るのは本当に辛い・・・涙が出ます。
そして、フィンの歌声がもう聴けなくなるのは本当に悲しい。
「Can't Flight This Feeling」
それから、「glee/グリー3」 がNHK総合で始まるようです。
毎週水曜日午前0時40分〜で、7月24日スタート。
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/glee3/
まだ「glee/グリー」を観た事がない方は、huluでシーズン1、シーズン2を観れますから是非観てみて下さい。
本当は笑いながら観たいけど・・・まだまだ複雑な心境・・・。
ご冥福をお祈りします。
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