え〜!? 英語版『魔女の宅急便』の主題歌はユーミンじゃないの!?

8/25/2013 AppMama 0 Comments

最近、2歳の娘が “松任谷由実” の曲を口ずさむようになった。

“あのひとの ママに会うために いまひとり 電車に乗ったの♪”

と、2歳の女の子が歌うおませな『ルージュの伝言』。

2歳にしては音程が良く、リズム感もバッチリなのだが、歌詞の意味も分からない娘が自信満々に得意げな表情で歌う姿が可笑しくなってしまい、ついつい笑ってしまう。

娘がこの歌を覚えたきっかけは、やはりジブリの映画『魔女の宅急便』を観るようになってから。娘はDVDのみならず、図書館から『魔女の宅急便』の本を借りてきては、キキやジジの表情、登場人物や背景にまで興味を持ちジブリの世界にのめり込んでいる。
娘が『魔女の宅急便』を観る度に私も娘に付き合って鑑賞することになるのだが、不思議と何度観ても飽きない。ストーリーも台詞もラストも目をつぶっても分かるほど知り尽くしているのに、毎回新鮮な気持ちでオープニングに引き込まれる。そしてキキに自分を重ねてしまうのだ。

スカートの揺れ、草木の描写、街の風景・・・どのシーンも大好きだ。
もしかして、ジブリ映画の中で『魔女の宅急便』が一番好きなのかもしれない。

好きな理由はもうひとつある。
オープニング曲の『ルージュの伝言』、エンディングの『やさしさに包まれたなら』、この2曲はジブリ映画同様、何度聴いても飽きない。

飽きない理由を考えてみると、それは歌詞にあるのではないかと思った。
どちらの曲も “いつ” 聴くかによって、意味合いや感じ方が違ったりして、時代や年齢に捕われない言葉で表現する荒井由美は優れた作詞家なのだと感じずにはいられない。

ジブリ映画とは関係ないが、松任谷由実の代表作でもある『春よ、こい』の歌詞を読めば一目瞭然・・・古風な言葉を綴りながらも、しっかりと現代人の心の奥に深く優しい言葉が入り込み、不思議と純粋で清い気持ちになれるのだ。

アメリカ育ちの夫はあまり邦楽を聴かない、というよりほとんど知らない。そして夫は普段テレビを観ないので、日本で売れている芸能人や人気の歌手もピンとこない。正直なところ、アメリカの歌手の歌声を聴いて育った夫の心を打つような歌い手が日本には滅多にいないというのも事実なのかもしれない。そんな夫が聴く数少ない日本のアーティストの一人が松任谷由実だ。
そして今話題のジブリ映画『風立ちぬ』の主題歌である『ひこうき雲』も夫のお気に入りの曲の一つである。


松任谷由実のヒット曲は沢山あるけれど、これほど心打つ曲、涙する曲があるとは私は知らなかった。
この曲は、ジブリ映画『風立ちぬ』の主題歌として最近注目を集めているが、そもそもは1973年に発表されたファースト・アルバム『ひこうき雲』の表題曲であり、なんと松任谷由実が高校生の頃に作詞/作曲したのだそうだ。

いつの時代も良い曲は歌いつがれ、国や人種、関係無く人々の心を和ませるものなのだと改めて感じた。夫もモノを作る、作品を生み出す立場であるからこそ、同じことなのだと感じる。流行、廃りというものは一過性のものであり、本当に心打つ作品は、消えることはなくいつまでもいつの時代も先端的な意味を持って輝くものであり、夫にもいつかそのような作品を作って欲しいと願わずにはいられない。

そんなことを感じながら最近は娘とジブリ映画を堪能しているのだが、海外に配信されている『魔女の宅急便』の主題歌も松任谷由美なのだろうかとふと疑問に思ったので調べてみた。そうであって欲しいという期待も込めながら・・・。
残念ながら、『ルージュの伝言』ではなかった。
アメリカの歌手Sydney Forestが歌っている。

しかし、英語バージョンの『魔女の宅急便』もなかなか面白い。
英語の勉強にもなるので、娘に英語バージョンのDVDを贈ってあげようと思う。

英語版『魔女の宅急便』の予告

興味がある方は、英語バージョンも是非チェックしてみてはどうだろうか。
それでは、また。
 

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