真実は何処に!? 福島県の子供たちの甲状腺を調査したら驚愕の事実が判明した!!
先日、中軽井沢図書館でこんな本を借りました!「わたしたちのアジア・太平洋戦争1」
この本を借りた理由は、“戦争” について、かなり無知な自分に気付いたからです。
“太平洋戦争” “第二次世界大戦” ・・・知っているけど、これらの戦争が起こった理由は!? 当時の教育思考は!? と問われると詳しく説明することができまません。
あの当時、日本が目指していた事、国民が“侵略”というものをどう捉えていたのか、それから、どのような犠牲があったのか、他国に対しても自国に対してもそのような悲惨な部分というのは深く突き詰めたところまで学ぶことがありませんでした。
私達は、少し平和ボケをしてしまっているのかもしれません。
戦争経験者も少なくなり、身に及ぶ危険を感じることもなくなり、蛇口をひねればキレイな水が出て、欲しいものは何でも手に入るという状況が普通のことだと、“錯覚”してしまっているのです。
しかし、戦争が終わってから、たった、たった68年しか経っていないのですよ。
68年というと日本人の平均寿命にさえ達していないわけですから、実は一世代分も経っていない事になります。
この平和な時期をどれだけ長く、いや、永遠に過ごす事ができるかは、私達、一人一人の意識に問われているのだと思います。
そういう意味では、戦争について、どのようにして起こったのか、何故起こったのかということを戦争経験者ではない私達が積極的に知っておくべきで、見て見ぬ振りをするのか、目を見開いて真実を突き詰めるのか・・・この意識の違いで、次の世代、また次の世代と過ちを繰り返さずに平和な国を築いていけるのではないかと思います。
そんな中、昨日『被爆後の白血病、原因遺伝子を発見』というニュースがあり、とても興味深く読んでいました。読み進んでいく中で、頭の片隅から離れないのが自分は、娘は、家族は、本当に被爆していないのかということでした。
広島・長崎原爆投下後、白血病や血液のがんを発症した方が多くいるということは事実で、被爆によって血液のガンが発生するという因果関係は否定できるものではありません。
ごく最近も、このような事態を招きかねない事が起こりました。
それが福島原発事故。
今は、ほとんど報道もされなくなり、まるで収束したかのような錯覚を起こしているような気がします。
実は、大きく報道されていないだけで、8月20日にこのようなニュースがありました。
福島県で事故当時18歳以下だった子供達の甲状腺を調べたところ、44人が甲状腺がん、または疑いがあったというのです。
子供の場合、100万人に1人の罹患率と言われている甲状腺ガンですが、事故当時18歳以下だった福島の子供は36万人とされているので、とても高い確立で子供がガンになっているのです。
この結果に対して、県は「事故以前から(しこりが)できていたと考える」と分析したというのですから、驚いたものです。
政府や県がこのような姿勢である限り、真実は隠され、うやむやになっていくのだと思います。私は、福島の子供達がこのような状況であることを知りませんでした。
ニュースを見ても、原発関連のニュースはあっさりとしたもので、これでは国民の危機感が薄れても仕方ないでしょう。憤りを感じずにはいられません。
放射性物質というのは恐ろしいもので、特に子供が犠牲になります。
大人よりも子供の方が甲状腺への吸収がされやすいのです。これは「チェルノブイリ原発事故」の記録を調べれば明らかに分かる事です。
皆さんは、“チェルノブイリ・ネックレス” という言葉をご存知ですよね。
チェルノブイリ原発事故により甲状腺ガンになってしまった子供達は亡くなる子も多く、命を取り留めたとしても、術後に首にネックレスのような傷ができてしまいます。本当に痛ましく、悲しい傷跡・・・。
是非、映画『チェルノブイリ・ハート』を観てください。
ここには、目を覆いたくなるような悲しい事実が記録されています。
この子供達が何をしたというのでしょう!?
この子供達をみても私達は平然と危機感を持たずに居られますか!?
この様な悲惨なことが、数年後起こりえるのではないかと疑問を持つのは、一人の親として当たり前だと思います。。
福島原発事故当時、あの近辺に居なかったので直接の被爆は免れたかもしれませんが、それでも食べ物の流通によってその後、“内部被爆” は私でさえも、そして娘にもありえる事だと思います。
すぐに症状は出ないでしょうが、数年後、白血病、癌になる可能性は、事故後と比べてずっと高いだろうなと感じていますし、娘、家族の健康が心配で仕方ありません。
ただ、娘が心配だと言ったきり、何もしないのでは守らないのと同じ事。
福島の調査結果を受けて、もっと深刻にこの事実を受け止め、子供を守る為に、何をすべきか、どう気をつけるべきなのか、親も勉強しなければなりませんよね。
原発問題に対しては、いろんな意見があると思いますが、大切な人の命を守る為にも正しい情報を集め、安全で安心できる日本になっていけたらと思います。
0 コメント: