世界一住みやすい都市はどこ!? ランキングから見るお国事情
ロンドン時間の8月28日、『世界一住みやすい都市ランキング 2013』が発表されました!このランキングは、英誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が毎年発表しているもので、評価の基準は、「犯罪率」「福祉」「教育」「文化や環境」「安定性」などから100点満点でランク付けしています。
さて今年はどんな結果になったのか・・・
『世界一住みやすい都市ランキング 2013』ベスト10は、こちらです!!!
【1位】メルボルン(オーストラリア)97.5点
【2位】ウィーン(オーストリア)97.4点
【3位】バンクーバー(カナダ)97.3点
【4位】トロント(カナダ)97.2点
【5位】カルガリー(カナダ)96.6点
【6位】アデレード(オーストラリア)96.6点
【7位】シドニー(オーストラリア)96.1点
【8位】ヘルシキ(フィンランド)96.0点
【9位】パース(オーストラリア)95.9点
【10位】オークランド(ニュージーランド)95.7点
意外にも、アメリカの都市は1つもランクインしてないんですよね〜。
例えばハワイ。一年を通して気候が良い上に、犯罪も少なく、特にオアフ島は都会的な部分とダイナミックな自然を味わえることから、観光先としてだけではなく移住先としても人気です。にも関わらずトップ10落ち・・・。
その理由は、やはりこの評価基準にあるのかもしれません。
「環境」や「犯罪率」だけではなく、「福祉」や「教育」「安定性」を総合して評価するのでこれらの点がハワイは弱かったのでしょう。
>>驚愕!! 週休3日制のハワイ州の教育事情!
ちなみに、今回ホノルルは26位だそうですよ。
もう1つ、このランキングを見て気付くことは、“オーストラリア” と “カナダ” がランキングの大半を占めているんです。
オーストラリアは1位のメルボルンを筆頭に4都市、カナダはこのランキングで1位を獲得したこともあるバンクーバーを含めて3都市もランクインしているんです。
“オーストラリア” も “カナダ” も私は訪れたことはありませんが、オーストラリアについて以前、雑誌「ナショナル・ジオ・グラフィック」で干ばつについての特集記事を読んだ事があります。
その記事によると、アデレードでは入浴で使用した水をバケツに溜めて庭の草木に与えているほど、干ばつに悩まされている地域のひとつだと紹介されていました。
現に、シャワーを浴びるのに制限時間を設けていたり、洗濯も週に2回などと水を使い過ぎないように制限されているそうです。
このようなオーストラリア特有の事情を知っていたので、トップ10の中にアデレードがランクインしていたことに驚いてしまいました。
温暖化と騒がれている昨今、干ばつや水不足はもはや他人事ではなく、紛争や戦争などを巻き起こす原因にもなりますから、個人的にはアデレードに限らず資源不足という問題を深刻に危惧しています。
ただ、オーストラリアには“水不足”という負の側面もありますが、“原発を持たない国” として大きく評価すべき側面があるのも事実です。
また、福祉の面では社会保障が充実していて、健康保険制度に関しては財源が税金で賄われているので一般的な医療は、永住権や市民権を持っていれば無料で受けることができるそうです。教育も世界的にトップレベルだと言われていて、これらを踏まえると、オーストラリアの生活水準が高いというのは納得すべきなのかもしれません。
“カナダ” は残念ながら原発があるものの、こちらも福祉や医療制度、教育が充実していることから、世界で最も生活水準が高い国と言われています。資源についても、オーストラリアの水不足という問題とは無縁と言えるほど、豊かな自然に恵まれていて、なんとカナダの食料自給率は223%だそうです。日本はというと、39%・・・おそるべしカナダ!!
それから個人的なことなので、書く必要は全くないのですが(笑)、どうしてもどう〜しても見たいものがカナダにあるんです・・・
それがコレ!ヘラジカ!

カッコ良い〜!!!
大きいものでは肩幅がなんと2m以上、体重800キロはあるらしいこの生き物を「森の王」と呼ぶようです!!
話はかなり大幅にズレてしまいましたが、このランキングからそれぞれのお国事情なんかも垣間見えてなかなか面白いランキングだな〜と思います。
日本もいつかトップ10入りできたら良いですよね!!
それでは、また、See You〜☆
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