痛い!? 痛くない!? 親知らずの抜歯レポ!

9/08/2013 AppMama 0 Comments

私は30歳で、計4本の “親知らず” があります。
本来は “親知らず” が生えはじめた頃に抜けば良かったのですが・・・ある出来事をきっかけに “歯科恐怖症” になってしまい、20年間歯医者に行くことはありませんでした。

>> 20年ぶりの歯医者で歯科恐怖症の私が体験した最新の歯科医療! 痛くない治療に感動!

特に虫歯などの歯のトラブルで悩まされることもなかったので、歯医者に行かなくても良かったというのも理由の1つです。しかし、放置していた4本の親知らずが30歳目前で虫歯になってしまい、時々痛みを感じるようになりました。
“親知らず” は歯ブラシが届かないので、磨き残しによって虫歯になりやすいそうです。

親知らずの虫歯だけを治療するという方法もありましたが、治療してもまた虫歯になることは避けられそうもないので、これを機に4本全て抜く事にしました!!


そこで “歯科恐怖症” の私は、親知らず抜歯経験がある友人らに、抜歯の行程や痛みの程度をリサーチしました。友人らは

「今の歯医者は、昔と違って痛くないよ。麻酔も昔の麻酔と違って “麻酔の為の麻酔”
をするんだよ。だから麻酔の注射も痛くないし・・・昔の麻酔は怖かったよね〜、大きな注射器で(笑)今はそんなことはないから安心して!!」

と今は痛くない治療なんだと教えてくれました。
その話を聞いた私はホッと胸をなで下ろし、“昔の歯医者とは違うんだ・・・今は痛くない!!”  と安堵しました。

そして、ついに一昨日!! 左上下の親知らず2本を、総合病院の口腔外科で抜きに行ったわけです。

紹介状を持って総合病院の口腔外科に向いました。
紹介状を書いてくれた歯医者さんからは “親知らずの抜歯が上手な先生だから”
とお墨付きを頂いていたので、それも安心材料だったかもしれません・・・“歯科恐怖症” の私でしたが不思議なほど落ち着いていました。

私の受付け番号が呼ばれ、レントゲン室に案内されました。
ここでは歯全体のレントゲン写真を撮ります。
レントゲン写真を撮り終わると、診察台に案内され、先ほど撮ったレントゲン写真を見ながら、担当医からどのような方法で抜歯をするのか説明されました。

説明の後、親知らずを抜く “リスク”
について書かれた同意書に目を通すように言われました。この同意書を読んだ瞬間、この治療をすべきか否か、この期に及んで迷ってしまったのです。そこに書かれていたこととは・・・

5.智歯抜歯に伴う合併症
⑴ 下顎の知覚麻痺(感覚が鈍くなる)の出現
下顎智歯の根の先は、下顎の神経と近接しており、術後下唇の知覚麻痺(動きは問題ありません)が出現する可能性があります。一般的には、時間の経過とともに改善し、数ヶ月で改善しますが、なかには、6ヶ月以上続く場合もあります。その際も徐々に回復し、多くは日常生活に支障ない程度まで回復します。

∑( ̄Д ̄;)なぬぅっ!!

担当医によると場合によっては、一生、痺れや味覚障害が残る場合もあると言われ、このリスクを分かった上で同意をもらえないと抜歯ができないと言われました。この内容に同意する為に、納得するまで担当医と話し合いました。もちろん、担当医を信じていますが、万が一、一生 痺れを感じていたり、味覚が分からなくなってしまうようなことがあったらどうしようと思ってしまいます。

悩み続けたあげく、先生に
「このレントゲンが先生の歯だったら・・・この合併症のリスクがあっても抜きますか!?」
と尋ねました。

担当医は「・・・抜きます (`・ω・´)キリッ」

と答えたので、ここは覚悟を決めるしかありません (・∀・;)
これらのリスクに同意し、処置が始まりました。
まず麻酔をかけます。

もう一度確認しますが、私のリサーチによると “麻酔の為の麻酔” があり、昔のようなデカい注射器はもう存在しないようです。

し、しかしっ・・・私の処置台に用意された麻酔は・・・旧式のデカい注射器3本!!!

・・・w( ̄▽ ̄;)wワオッ!! ま、マジすか!?

「す、すみません、これが麻酔ですか!? い、い、痛くないですか!?」

とジタバタする私・・・。

「はい、これが麻酔です。ごめんなさい・・・麻酔は痛いです」

と申し訳なさそうな先生。
そう聞いた私は、口を一文字にして、無駄な抵抗をしてみたり、深呼吸を繰り返したり・・・まったく、自分でも面倒な患者だと思いますヾ(_ _。)ハンセイ…

覚悟を決めて口を大きく開くと、

「ごめんなさい、ちょっと痛いですよ〜・・・」

という先生の言葉と同時に注射針が歯茎に刺さりました。

ヽ(+∇+)ノ 痛〜い!!!

一ヶ所だけではなく、親知らずの周りに数カ所、チクチク刺していきます。しかし、ものの数秒で注射針を刺してもチクリとも歯茎に痛みを感じなくなったので、これは麻酔が効いてきた証拠だと実感しました。

麻酔をかけて数分後、顔に布が被せられ抜歯がはじまりました。

正直、何も見えないので何をしているのかわかりませんが、どうやら左下の親知らずがガッチリ生えているらしく、先生が抜歯に手こずっている様子でした。かなり力を要するようで、先生の息も荒く、力をいれるたびに私の頭部が揺れます。

そうこいうしている内に “メリメリ” “パキパキっ” と嫌な音が聞こえてきました。
「もう少しだ!!」 と先生・・・。全く痛みは感じませんでしたが、あの親知らずが外れる音を思い出すと今でも身震いをしてしまいます。嫌な音がした数秒後、あっと言う間に、“親知らず” が抜けました。

胸を撫で下ろしたのもつかの間、あと1本残っています o((><o))((o><))o

左奥上歯茎に麻酔をかけ、抜歯がはじまりました。幸いにも、上の親知らずは下の親知らずに比べ簡単に抜けたので、あっと言う間の出来事と言った感じでした。

抜歯後ですが、思ったほど痛みはなく、処方してもらった鎮痛剤を飲んでいれば普段通りの生活をすることができます。とはいえ、2日目の朝が一番痛みを感じ、朝食を食べるのもひと苦労でした。今日で、3日目になりますが、ほとんど痛みは感じません。
正直、思っていたより抜歯も抜歯後の痛みも軽かったという印象です。

ですから、親知らずの抜歯で悩んでいる方は、まず歯医者さんに相談してみましょう。
きっと、自分に合った治療方法があると思います。また、ハミガキが届かない部分なので、口臭や虫歯の原因にもなるようです。そのような口のトラブルを避ける為に、抜歯も1つの処置方法だと思います!

余談ですが、親知らずは英語では "Wisdom tooth"(知恵歯)と呼ぶそうです。それは、まだ物事をよく理解していない幼い頃に生える他の歯とは違い、十分に知恵が付いた年頃に生える事から由来しているそうです。日本では、生える前に子が自立してしまい、歯が生えたかどうかを親が知らないという意味があります。同じ歯をとっても文化によって呼び名の由来が違うのもまた面白いところですね。

それでは、See You〜☆

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