娘が年間160万のプリスクールに通いたいと言い出した!!ど、どうする!?
「ねえ、みててね…トマト、たべられるよ(>_<、)!!」
そう言って、私達の前で娘は苦手なトマトを2個も食べてみせました。
普段は絶対に…ぜ〜ったいに食べません。(トマト嫌いの娘には、スープやパスタソースにして誤摩化しながら与えています。)
トマトを頑張って食べる健気な娘の姿を見た夫が一言。
「よし!パパ、仕事頑張るから…任せとけ(*>ω<)o!」
夫と娘の心情に何か変化が起こったようです。
この心情の変化は間違いなく、今日訪れたプリスクール(保育園)の見学によって起こったもの。
実は今日、家から歩いて15分程離れた場所にあるプライベートのプリスクールを見学してきました。
このプリスクールは若干・・・いや、かなりバカ高い料金のプリスクールで、年間160万円ほどの授業料がかかります (゚∇゚ ;)エッ!?
どう考えても娘が入学する可能性は「ゼロ」に近いのですが、モントリオールで知り合った知人に強く勧められたこと、それから、どんなプログラムで一日を過ごしているのか他のプリスクールとの比較にもなりますから、興味本位半分で見学してきました。
というものの、娘は全くと言って良いほどプリスクールに興味がありません。
むしろプリスクールであろうがデイケアであろうが “行きたくない” という気持ちが大きく、
「プリスクールなんて行きたくないよ。ママとパパとずっと一緒にいる(# ̄З ̄) !」
と毎日言っていて、年がら年中、親と一緒に居たいと心から願っています(笑)
しかし、娘の面倒をみながら仕事をするのは現実的に難しく、また娘の言語教育をはじめ、知育、発想力、想像力、協調性を育ませる為には集団生活は必要だと感じていますから、娘の意思とは反してでもプリスクールに入学させたいというのが私達の親としての意向です。
娘が行きたいと心から思えるプリスクールに通わせることができればそれに越したことはありませんが、そんなプリスクールは皆無でしょう。彼女は私達から離れることを嫌がっているのですから…
しかし、それがありました!
ただし、娘が指定してきたのが、年間160万円の高額プリスクール(笑)3歳がねだる金額じゃないわよ (;^_^A アセアセ・
・・・まぁまぁ、とりあえず話を進めます。
指定通りの時間に園を訪れると、男性の職員が4人乗りの見た事もないベビーカーを押して私達を出迎えてくれました。そのベビーカーに楽しそうに乗っている園児たちをみて、娘は仲間に入りたいような様子でソワソワし出しました。
園内に案内され、最初に目に飛び込んで来たのが、広いプレイルーム!!そして...
「このプリスクールに入りたぁぁぁぁ〜いっ!!!」
と娘がまさかの第一声。マジかよ ( ̄▽ ̄)…。
男性職員が園を案内してくれましたが、高額料金のプリスクールだけあって設備や教室の作り方、中庭の作り方、プログラムの組み方・・・悔しいけど、パーフェクトとしか言い様がありません。例えば、これは絵を描くスペースなのですが、壁は黒板で出来ている上に絵の具や画材道具がふんだんに用意されていて子供達が絵を描くことを心から楽しめるスペースに作られていました。まさに子供の為のアトリエです。
写真を撮り忘れてしまいましたが、給食を作るスペースも面白かったです。普通は給食室というのがあると思いますが、ここでは給食室はなく、大きなカウンターキッチンが園の真ん中に取り付けられているので、サンドイッチを作る様子やマフィンを焼く様子を子供達は見る事ができるし、焼き上がりのよい匂いもすぐに伝わってくるので、食に対して子供が興味が持てるようによく考えられたデザインでした。(実際に子供達が料理をするクッキングタイムもあるとの事です。)
娘は食が細いのですが、そんな娘もまんまとこの罠にひっかかったようで
「お腹がすいた。何か食べたい!」
と言い出しました。娘は、あまり食に興味がある方ではないので、その娘の一言が私は嬉しかったりして、いやはや園の思惑通り、娘も私達親もこのプリスクールに夢中になってしまいました。
でも、ダメ!ダメ!年間160万のプリスクールはいくら何でも行かせられないわよ〜。
というわけで、夫が英語で説明を受けている間、私は娘を抱っこして耳元で
「あのね。このプリスクールはね、トマトが食べられる子しか入園できないんだって。トマトが食べられたら入園できるから頑張ろうね。」
と囁き、トマトを食べれる日がくるまで時間稼ぎをしようと企みました (。-∀-) ニヒ
しかし、まさか、その日のうちにトマトを食べるとは・・・行く気満々やんっwwww
しかし、なんたって年間160万円ですからね(汗)それと、今年の入園希望者は決まってしまっている為に今年の入園は無理だそうです。イエーイ!
ただし、キャンセルが発生する場合もあるのでウェイティングリストに名前を載せることができるそうですが、それでももう数名並んでいる状態ということでとりあえず諦めるしかありません。イエーイ!
・・・って諦めたのは私だけでした。
娘と夫、行く気&行かせる気満々です((= ̄□ ̄=;))ナ、ナント!!
この2人を見て私はバカみたいと笑ってしまったのですが、ふと、移住した目的通りに進んでいるなと気付きました。
この街に来てからまだ数週間というところですが、影響されることが多く “このままじゃダメだ!もっと大きくならなくては!!” と日々思えます。
実際、自分を高められる環境を求めて移住したわけですから、デザインにしても生まれ持った才能であっても、外部からどんどん刺激を受け、吸収し、これまで以上の作品を生み出して欲しいと願っているので、この街に来て手に入れたいものや目標がすぐに見つかったのは決して悪いことではないと感じます。
娘も、モントリオールで英語を話そうと奮闘し、また努力が実ったか新たな親友ができ、そして苦手なトマトまでも克服できて・・・娘にとっても良い環境であるのは間違いありません。
今日、この高額プリスクールを訪れることになったのも、“もっと頑張りなさい” という神様からのメッセージなのかもしれないな。
さて、夫は娘を高額プリスクールに入学させることができるのか!?
夫の頑張りに乞うご期待っ!
それでは、See you〜☆
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