モントリオールの環境で鍛えられた娘と本来の能力を失った愛犬をみて気付いたこと。

1/28/2015 AppMama 2 Comments

今日のモントリオールの気温は−14℃。

日差しが暖かく気持ちが良いので、近所をブラブラお散歩してきましたよ♪
−14℃なんてもうへっちゃらです(笑)

厳しい環境に身を置くと人間強くなるもんですね!!

しかし...全くこの寒さに慣れないヤツが2匹ほどいまして...そう、アン&チョビでございます。

ベッド&ソファーから動きません(笑)

(↓一日中ベッドで寝ているアン)

(↓ソファーの肘掛けに寝るのが好きなチョビ)
一応

「散歩に行くよ!!」

と言えば、犬らしく足に飛びついたり鼻を鳴らして喜びを表すものの、いざアパートを出ると−14℃の世界にドン引きし、ガビーーーーンっと凍り付きます。

そして潤んだ目をさせて

“大変申し訳ありませんが抱いて散歩してもらうことは可能でございますでしょうか?”

と、私を見上げ頼み込みます。

もう、しっかりしてくれよ〜!!

抱きかかえて歩いても散歩にならないし、ガタガタ震えて可哀想なので、すぐに部屋に戻るのですが、セントラルヒーティングで暖められた部屋に入った瞬間の幸せそうなコイツらの顔ったら…もう〜情けない。

部屋に戻ると私の腕から飛び降りて

『やっぱ家が1番よね〜。』
『そうね〜、セントラルヒーティングって最高だわ!』

とまたベッドとソファーへと戻っていく2匹。トホホ...。

まぁ、特にトイプードルは寒さに弱い犬種なので無理をさせない方が良いのですが、私達がモントリオールの極寒に慣れたのとは反対に、犬達は家の暖かさ、快適さに慣れてしまって、なんだか日本に居たときよりも寒さに対して適応できなくなってきたように思います。

新潟にいた頃なんて、氷点下の日であっても雪の中にダイブし、氷のような冷たさの湧き水に浸りながらも駆け回って遊んでいたのに、今ではこの部屋の暖かさに慣れてしまって氷点下1℃ですら外に出ることを億劫に感じているようです。
この2匹を見ていると “慣れ” というのは、元々身に付いていた能力を時に奪うものなのかもしれないと思いました。逆に娘は “慣れ” を生かしてステップアップしているので、とても対照的で興味深かったりもします。

娘は、寒さに対しての慣れはもちろんのこと、日本語の一切通じないプリスクールに半ば強制的に入園させられてから約4ヶ月、言葉の通じない環境で本人にしか分からない苦しみや葛藤もあったと思いますが、徐々に園の環境に慣れて、あれほど拒絶反応を起こしていた英語を受け入れるようになりました。

園の環境に慣れる、先生に慣れる、友達に慣れる、言葉に慣れる...

幾つもの “慣れ” から得たものは大きかったのだろうと思います。

私達はどうなのだろう・・・。

寒さには慣れたけど、今置かれている状況に甘んじてはいないだろうか、慣れ合ってはいないだろうか、娘のように “慣れ” から強くなっていれば良いけど、アン&チョビのように居心地の良さに “慣れ” てしまい前より弱くなってはいないだろうか・・・。

ほんの些細な日常の出来事から、なんだか自分たちの反省点を見つけたような気がして、この気持ちを忘れない様にと、こんなことを綴ってみたのですが結構大事なことかなと思います。

まずは初心に戻り、気持ちを新たに引き締めて頑張ろうと思います。

それではまた、See you〜。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。

    ブログを読ませていただき質問があるのですが、アップママさんご家族は何ビザでカナダに入国されましたか?ご主人が当初は職業訓練校に入学予定だったようですが、まずご主人が学生ビザを取り、アップママさんと娘さんは、学生ビザ保持者の配偶者に与えられる、配偶者用ビザを取得なされたのでしょうか?

    細かい質問ですみません・・是非とも教えていただけたら嬉しいです!

    返信削除
  2. 匿名様

    コメントありがとうございます。

    私達は去年の5月にワーホリビザで入国しました。1年間有効ビザですから、今もこのビザで滞在しています。
    ちなみに、当初の予定は主人が学生ビザを取得し匿名さんがおっしゃる通り、私と娘は配偶者用ビザを取得する流れで考えておりました。

    この数ヶ月で色々考えが変わってしまい、職業訓練校への選択肢を選ばなかったのですが、そのような方法で滞在することは可能だと思いますよ。

    返信削除