“可哀想”という言葉で終らせてはいけない、3歳の娘がアンネ・フランクに興味を持った日。
今日のモントリオールは−5℃、体感温度は−9度と、ここ数日で1番暖かい日です。そこで今日は娘と2人で公園へ遊びに行きました!
ちなみに、−5℃程度はもう “春の陽気” という感じで、ちっとも寒いなんて思いません。
むしろ部屋が暑いので外に出ると気持ち良いんです。
日本にいた頃は、−3℃ですら「さ、さむ〜い!!」と震えていたのに…今は−5℃程度は小春日和に感じて外へ飛び出してしまうのですから、この数ヶ月で随分鍛えられたもんです。
公園では主に遊具で遊びました。
これまで、遊具が凍っていたり、雪で埋もれてしまったり、それから−10℃以下になると寒くて長時間遊んでいられないということもあって、ずっと公園に足を踏み入れていなかったのですが久々に公園で思う存分遊べて娘も大満足でした。
暖かい日なのでいつもより多くリスをみかけました。
「おやつをくれ!」とばかりに娘のリュックに手をかけ覗き込むずうずうしさ(笑)
>>雨の日は図書館で遊ぼう!モントリオールのWestmount Libraryを紹介!
今日は本を2冊+DVD3本借りました〜♪
本はこの2冊。
『Dinosaures et préhistoire』と『The Life of Anne Frank』
2歳半から恐竜に興味を持ち出した娘は、この図書館を訪れると一目散に恐竜コーナーへ向います。そして、何十冊とある図鑑の中から手に取り熟読するのが、どういうわけかフランス語のこの図鑑。
図書館の中で読むだけでは飽き足らず、わざわざ借りて家でも読んでいます。もう何回借りたことか…。
この図鑑はフランス語なのですが、恐竜の種類はもちろん、原始人の狩りの方法やその時代の家の作り、それから故人の埋葬の仕方が絵と説明文で書かれていて、大人が読んでもとても興味深く面白いです。
フランス語なので説明文を読むのは難しいのですが、絵をじっと見て想像の世界に入るのが娘流の読み方で、本に穴があいてしまうほど集中して読んでいます。
それから、今日どうしても借りたいとせがんだのがアンネの本。
アンネが誰なのか、そしていつの時代にどんな人生を送ったのか、全く知らないにも関わらず、どうしてもこの本が読みたいと言って離しませんでした。
とりあえず、一緒に読む事にしたのですが
「この人は誰なの!?悪い人?良い人?」
とナチスの兵隊を指差した時は少しビクリとしました。
3歳児とはいえ、どう説明して良いのか悩んでしまうのです。
ナチスの兵隊を “悪者” という括りで片付けてしまうことに抵抗も感じるし、ホント難しいですね。
でも、恐竜の図鑑を読む時もそうですが「白亜紀の時代に…」と説明すると “白亜紀” という言葉を覚えて次第にその時代を想像できるようになりますから、アンネの本も “可哀想” という言葉や “悪い人” という表現で片付けるのはやめることにしました。
ヒトラーのことも、アウシュビッツのことも、ユダヤ人迫害についても、そして戦争についても話して聞かせると3歳児とはいえ理解したようでした。
一通り読み終えると
「アンネはどこの国の子だった?」
「アウシュビッツはどこにあるの?」
と地図を見せて欲しいと言い出しました。
“地図をみたい” “国の場所を知りたい” という風に、興味の範囲が広がって最終的にはヨーロッパの地図を指で追っていました。
2歳児だから3歳児だからと見限らずに、興味のあることは誤摩化さず、簡素化せずにゆっくりじっくり教えることが、結果、その子の視野を広げてあげること、それから探究心を養うことに繋がると感じます。
ちなみに私はアンネの家を訪れたことがあります。ですから、この本は娘と共にじっくり読みたいと思います。
それから、DVDはこの3本。
恐竜が好きの娘は『Night at the museum(ナイトミュージアム)』のDVDにハマり、英語が分からなくても2時間近くこの映画を鑑賞していました。
“好きこそものの上手なれ” ですね。
英語がまだ得意ではなくても、恐竜から動物、生物、地球、そして宇宙へとこれから娘が興味を持つ分野はどんどん広がりそうです。
それでは、またSee you〜☆
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