君の不満は一生続く・・・。「デスパレートな妻たち」ファイナルシーズンを見て思った事。
ようやく見終わりました〜、『デスパレートな妻たち〜シーズン8〜』!!個人的には、終盤トムがリネットに対してかける言葉
『僕の知る限り君は一度も満足したことがない...君の不満は一生 続く』
というフレーズが、個人的には印象に残りましたね〜。
これって結構みなさん、 “ハッ” とする言葉じゃないのかなって思います。
私の場合、去年、原因不明の咳に悩まされ、あまりに苦しいので自分は悪い病気に冒されているんじゃないかと不安な気持ちで過ごしていた時期がありました。
>> 原因不明の喉の違和感ふたたび!しかしカナダでは診察だけで1ヶ月待ちと門前払い・・・。
あまりにも辛いので、段々メンタルも弱くなり “もしかして、この先、娘の成長を見守る事さえ難しいのかもしれない” と絶望的な気持ちになってしまったと同時に、ただただ愛する人の側にいることが、どんなに幸せで尊いことなのかをその時気付かされたのです。
しかし、この咳が治ると健康であることに対してのありがたみが次第に薄れていき、それどころか “今より広い家に住めたらどんなに幸せなのだろう” とか “今よりも収入が増えたら絶対幸せなのに” と “幸せ” というものに対して違う意味を求めるようになりました。
娘に対しても、妊娠が分かった時は “健康に生まれてきてくれたらそれで良い” と娘の無事を願ったのに、今では “もう少し背が伸びないかしら” とか “あの学校に入学できない?” と次から次へと求めることの方が多くなり、トムのいうように満足することが永遠と尽きないのです。
だから、トムがリネットにあのフレーズを言った時は、まるで私が言われているかのようにグサリと心に突き刺ささりました。
(その反面、“トム、お前に言われたくねぇーよ” とも思いましたが・笑)
その後、リネットはレネの結婚式でこうスピーチします。
「次は何が必要か、何があれば幸せになれるのか?と思い始めて、それで一生懸命探すけど、見つからない。それはなぜか...だって埋めようとしている心の穴はもう埋まってるから。忘れているだけ。」
そう...そういうことなんですよね〜。
というわけで娘には
「あなたは健康であれば、太っていても、音痴でも、希望の学校に入れなくても、元気でいつも笑顔でいてくれたら、それでママは幸せよ!!!」
と伝えたわけです。確かによ〜く考えたら娘に願うことはこれだけだから。
そして夫に対しても娘同様、心から愛を込めて...こう伝えました。
「もう少し広いお家に住めるようにお仕事頑張れないかしら!?犬が走れる庭があって〜、プールがあって〜。それから、キッチンは皿洗い機付きだと最高に幸せなんだけどぉ〜♪」
…まだ、人間になって30年くらいしか経っていないもんで、私のような未熟者の人生の悟りなんて、こんなもんですわ(笑)
あのオードリー・ヘップバーンはこう言っています。
『もちろん、わたしたちは すべてを失いました。
家も、持ち物も、お金も。
でも、少しも悲しくはありませんでした。
家族全員が無事に生きている、そのことが何よりも ありがたかったのです。』
やっぱり言葉の重みがワシとじゃ桁違いに違いますな(汗)
“幸せ” になりたいと誰しも思いがちですが、実はとてもシンプルなのかもしれない、そして実はもう叶ってるものかもしれないということをこのデスパレートな妻たち最終シーズンで気付かされました。
まだ『デスパレートな妻たち』をご覧になったことがない方、それからまだ最終シーズンを観てない方は是非観てみてくださいね。
ちなみに、Huluでシーズン8は視聴可能です!!
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