幼児教育、早期教育の落とし穴!?娘が通うプリスクールの意外な教育方針とは!

3/30/2015 AppMama 2 Comments

先日、レストランで食事を待っている間、3歳の娘が私の画を描いてくれました。
日々、小粒な目を大きく見せようとマスカラで必死に誤摩化そうとしている私の姿をちゃんと娘は見ているのですね〜。米粒のような目には長いまつげをつけてくれています(笑)

可愛い絵だな〜と思います。

「目がとても可愛いね!」

と伝えると

「アイラッシュがないとママの目じゃないから!」

とも言われてしまいました(汗)ははは…はぁ〜 (_ _|||)

ともあれ、数ヶ月前までは円を描くことも難しそうだった娘が、いつの間にか私の似顔絵を描けるようになっていることがとても驚きです。

それから、昨日のバースデーパーティーではお誕生日を迎えた男の子にバースデーカード付きのプレゼントを渡したのですが、このバースデーカードも娘が描きました。

素敵に作ってくれたと関心です。
常識やルール、型にはまらない色使いは、彼女らしい感覚だなと思います。

カードをよく見ると、うっすらとアルファベットの文字が見えるのですが、適当なアルファベットを書いたというよりも“Happy Birthday!”と綴りたかったという感じが伝わってきます。

まだアルファベットの読み書きを全て理解出来ていない娘が、“Happy Birthday”という文字をイメージしてカタチにするというのは、綴りが違っていても広い想像力を持っている証だと感じました。

この想像力は私達だけの力では養うことが出来なかったなと思います。
やはりプリスクールの力が大きかったのは認めざるを得ません。

モントリオールにあるプリスクールの中でも、授業料が高額なプリスクールに通う娘ですが、高い授業料を払っているだけあってプログラムの内容は充実している上に、全て体験、経験から学ばさせるという教育方針の元、算数も語学も全て経験から学ばせます。

詰め込み式の学習法は一切行いません。
ですから、先生方の日々の授業準備には本当に関心すると共に感謝の気持ちで一杯です。

幼児期というのは算数も語学も教えれば教えるほど、どんどん吸収するので、実は大人が教えることに夢中になり、気付くと詰め込み学習をしていることがあります。

その為、幼児期に小学校レベルの算数ができてしまったりすることも珍しいことではありませんが、娘の通っているプリスクールでは、算数はある程度のレベルになると、あえてストップさせて算数の代わりに理科や地理に目を向けさせます。

どうして、まだまだ吸収できる算数をストップさせるのか。

それは、学ぶ “意欲” “探究心” を失わせない為です。
適正年齢に合った学習を、その年齢で意欲を持って取り組んだ生徒の方が、後々、応用力に強く、また想像力を持った思考回路を失わせず、培うことへ繋がっていくので、小学校で習うレベルの学習は生徒らが出来そうであっても、あえて教えないのだそうです。

既に学んでしまったものに対して、改めて学び直すということが、実はその分野の興味をなくしたり、関心がなくなる原因だそうです。

実際に、モントリオールの私立校を見学した際に、娘が通っているプリスクール出身の子供達はとても出来が良いと評価を受けたことがあったのですが、このプリスクールの教育方針が後々、子供たちの学ぶ姿勢に良い成果をあげているという結果を聞いて、一安心しました。

想像力に関して言えば、例えば、リンゴのカードを見せて「これは何色?」「これは何?」と聞いたとき「赤」、または「りんご」答えることを “正解” とする学習の仕方は、ある意味想像力を狭めてしまっていると言います。

リンゴは赤だけではないし、赤でなくても良いのです。

もしかしたら、その絵は“リンゴ”のようなトマトかもしれないのに、リンゴと答えさせることは想像力を奪うことでもあるのです。
また、この質問を毎日毎日繰り返された子供は “リンゴ=赤” という図式が出来上がってしまい、思考が型にはまってしまいます。覚えさせているつもりが、実はイマジネーションを狭めているんだとハッとします。

娘の描く絵や文字、それからプリスクールに通う子供達の作品をみているとまるで宇宙をみているようです。

彼らの頭の中は私達が思っているよりも遥かに広く、無限の思考をもっているので、これに気付いた時、詰め込み学習は止めようと思いました。
娘だけでなく幼児期の脳は柔軟ですから、適正年齢で学べることを精一杯させることだけで十分で、何よりも自身が経験から学ぶこと、これが大事だと思います。

語学も同じで、教科書通りの英語ではなく、友達同士でおしゃべりしていく中でネイティブな会話ができているように感じます。話せなくても伝えようとする姿勢、集団の中での協調性を持てるかどうか、それは実際に友達と接することで養われることの1つですから、そこがクリアしている娘は下手な英語でも十分楽しんで園生活を送っています。

このプリスクールの方針に賛同する親は多く、アメリカから越して来た父兄は「このクォリティーのプリスクールなら倍の料金を払ってもよいくらいだ!」と言うくらいで、体験型のこの教育方針は私達も満足しています。

ただ、もう少し授業料が安かったらな〜(笑)

そんな娘ですが、まさかのLADY GAGAにハマっています。

プリスクールではお昼寝時にビートルズの曲をかけるというのは知っていたので、ビートルズの曲を家でも聴かせたりするのですが、どういうわけか、娘にせがまれて買った初めてのCDが “LADY GAGA” になりました。

なんせ、朝起きてまっ先に発する言葉が

「ママ、パパ!ガガをかけて!」

そして、プリスクールに行く車中でも

「ガガをかけて!」

と、ハマりました〜。曲調も好きなようでずっと口ずさんでいます。

娘がガガを好きになったのにはいくつかの理由がありますが、特にファッションに釘付けになり、そうこうしているうちに先日は、 “ガガのような服を作りたい” と言い出しました。

私は裁縫ができないので、そのお願いを一緒に叶えることは難しいと思っていたのですが、手伝ってくれないなら自分でやると、Tシャツに自分が持っているだけのシールと、ピンを張りつけオリジナルTシャツを作り出しました。

本当は腕の部分に絵の具を塗ろうとしていたのですが、それはどうにか阻止(汗)でも、そのシャツも見たかったな(笑)

3歳までに子供の得意なものを見つけることができたらと思っていましたが、今のところ音楽やダンス、デザインが好きそうです。モントリオールには本格的な芸術や音楽に力を入れた小学校もあるので、娘の得意な分野を伸ばせる学校選びを今年は出来たら良いなと思います!

それでは、See you〜☆

2 件のコメント:

  1. 目から鱗でした!早期教育に対する考え方が変わりました。ありがとうございました!
    娘さん、ほんとよいプリスクールに通ってますね^_^

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  2. ゆゅき様
    こちらこそブログを読んで頂きありがとうございます。
    幼児教育って難しいですよね。

    1番は良いと思った方針は取り入れつつ、周りの雰囲気、幼児教育に対するメディアの宣伝などに流されずに子供の成長に見合った学びを与えることが大切かなと思っています。
    プリスクールの教育方針は私達の理想とする方針であるので、本当に助かっていますし、私達が学ぶ事も多いです。
    またプリスクールの行事やイベントなどは書いていこうと思うので、これからもよろしくお願いします。

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