年収1000万円稼いでも幸せじゃなかった!?世界で1番幸せな国ランキング発表!
2015年度版、世界の幸福度調査が発表されましたが、皆さん、このランキングはご覧になりましたか?※Yahoo!ニュース/世界で最も幸せな国はスイス、国連幸福度調査
1位 スイス
2位 アイスランド
3位 デンマーク
4位 ノルウェー
5位 カナダ
6位 フィンランド
7位 オランダ
8位 スェーデン
9位 ニュージーランド
10位 オーストラリア
日本は46位だそうですよ。
とは言っても、幸福度というのは人それぞれ。
1位の国に住んでいれば誰でも他国に住んでいる人よりも幸せであるということではないし、逆を言えば、1位の国に住んでいても幸せを感じていない人だっていて当然なのです。
この幸福度ランキングは国連が国民総生産(GDP)、健康寿命、人生の選択の自由度、汚職レベルの低さ、寛容度を変数として割り出したものなのですが、幸福度というもの自体がこれらの基準だけで計れるものかと言えばそれだけではないでしょう。
ちなみに、幸福度に関してはこれまでにも色んな調査、研究がなされています。例えば・・・
“モノ” ではなく “経験” にお金を使った人の方が幸福を感じられるという研究結果を出したのは、コーネル大学の心理学教授トーマス・ギロヴィッチ氏。
それから、人間の幸福度に一番大きな影響を与えるのは、お金や地位ではなく、幼少期の両親との人間関係だという調査結果を報告したのはハーバード大学。
同じくハーバード大学が、75年もの年月に渡って人の幸せについて行った研究「Grant Study」は「What Makes Us Happy?」という題名でThe Atlanticの記事になったのですが、
その記事によれば
“金銭は生活に必要なだけ確保されていれば、それ以上は必ずしも幸せにつながるとは限らず、愛、思いやり、感謝、希望、信頼、寛容さなどポジティブな感情が人の幸福に効果をもたらす”
という内容でした。
また、この結果を裏付けるように、プリンストン大学の調査では、世帯年収が7万5000ドル以下の人は収入と喜びや満足感といった感情が比例するのに対し、年収が7万5000ドルを越えると収入と幸せが比例になるわけではないという研究結果を出たそうです。
つまり「幸福=お金」ということではないのです。
さてさて、つい最近の記事で幸福に関して書かれた、とても興味深い記事があったので紹介しますね。
『TABI LABO』というサイトで『“年収1000万稼いでも、幸せじゃなかった” 20代の若者が行き着いた“ミニマリズム”とは?』という記事がとても興味深かったので紹介します。
この記事で経験談を語っているライアン・ニコデマス氏の話が、私はよくわかります。
私達の場合、カナダに移住する前は、モノに溢れた生活をしていました。にも関わらず、まだ何か必要だ、まだ足りないと、もっともっとモノに執着していたのです。そして、手に入れないモノがあると、なんだか自分はとても不幸で可哀想でみじめだととてもネガティブな気持ちになっていたように感じます。
ところが、ある年から頻繁に引っ越しを繰り返さなければならない時期があり、引っ越しの度に身の回りの整理を余儀なくされました。その時に私達は、あまりにも多くのモノに囲まれて生活していること、心がモノに占拠されていることに気付いたのです。
そして、モノに執着しても心はいつまでも満足できていないということもこの時に気付きました。
そこからは断捨離の精神。モノを集める、執着することを止め、本当に必要なものだけを見極めるようになりました。
そうこうしているうちにカナダ移住が決まり、家族3人+犬2匹分の荷物をまとめることになったのですが、荷物をまとめてみると、家族3人+犬2匹分の荷物がスーツケースたった2個で収まったのです。
スーツケースに必要な荷物を詰めている際に、自分達の人生に必要なものが何であるか、大切なモノが何であるかハッキリと見えました。だからスーツケース2個だけの引っ越しは全く不安でもなく、むしろ清々しい気持ちだったのを覚えています。
現在は最小限の荷物だけで暮らしている私達。幸せかと問われれば勿論幸せです。
しかしながら、私達の生活をみて不幸だと思う人もいて当然で、幸せの度合いというのは人それぞれでしょう。
ただ、私達が感じる幸せは、銀行に預けてあるお金の額でもなければ、車でも地位でもステイタスでもなくて、自分の人生に起った全ての経験、体験、出会いが、私たちの心を満たしているから幸せだと言えるのだろうとも思います。
「幸せ」というものは、実はとてもシンプルで、一見、手にするのが難しいようで案外もう叶っているものなのかもしれません。
この幸福度ランキングを見て、幸せについて色々考えてしまいましたが、皆さんはいかがでしょうか。
それではSee you〜☆
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