えっ!4歳から『環境汚染』の授業を受けるの!?娘が通うプリスクールの授業に脱帽。

5/31/2015 AppMama 0 Comments

娘の通っているプリスクールでは、フェイスブックを通して子供達の園での様子を時々公開しています。園での生活を垣間見ることができるのは親にとって嬉しいものです。

今日も、何枚か投稿されていましたが、とても素晴らしい授業を行っていたので紹介しようと思います。

4歳児クラスの授業なのですが、テーマは『環境汚染』について。

4歳児にどのようにして “環境汚染” を教えるのか。
まず綺麗な水が入ったタンクに生ゴミ、プラスティックゴミ、紙くず、泥などを入れ、キレイな水が汚れていく過程を子供達に見せます。

きっと、この汚れた水を見て子供達は「きったな〜い!!」と言ったことでしょう。
大抵、先生は「ゴミによって水がこんなに汚染されるのですよ!ゴミをなくしましょうね。」と言って、この辺りで授業を終らせることが多いように思います。
まして4歳のクラスですからね。

ところが、この汚い水から子供達にゴミを拾わせ、水をクリーンにさせるというところまでがこの授業。そのため、子供達は汚い水の中に浮かぶゴミや泥をザルでこしながらクリーンな水になるまで一生懸命に作業したようです。


なかなか家庭ではこのようなことを教える機会がなかったり、またはそれを体験型で覚えさせるということが難しかったりするのですが、字や数字を覚えさせる意外にも、このような社会学を子供達の経験から学ばせているというところに今回大変感銘を受けました。

その他にも、グレープフルーツの皮を使って鳥のエサ入れを作ったりと、再利用のシステムを教えていたので、とても面白い授業を毎回取り入れているなと関心します。
このように娘の通っているプリスクールでは、何事でも体験型で覚えさせるというのが軸になっていて、言葉にしても、数にしても、歌にしても、生き物についても、食にしても、詰め込みだったり、本を見せて覚えさせるのではなくて、本人に体験させることで身に付けるやり方を取り入れています。

1年前、娘がこのプリスクールの見学に行った時の授業を今でも覚えていますが、それはフランス語の授業で、たまたま居合わせた私達はその授業を見学することになりました。

小さな色とりどりのボールの中から、先生が指示した色と個数を持ってきて、当たっていれば数メートル離れた場所に置いてあるカゴにシュートできるというゲームで、説明を聞いている時は楽しい授業だなと思ったのですが、意外と緊迫感がある授業で驚きました。

先生はクラスの中から1人の生徒を名指しして、皆の前に立たせ
「紫のボールを1つと赤のボール2つ取ってきなさい」
とフランス語で指示しました。

その生徒は、緊張した面持ちで色とりどりのボールの中から紫と赤のボールを言われた個数を持ってくるのですが、先生に指示された通りの個数と色でなければシュートは許されません。

こうやって子供は何度も間違えながら、フランス語の色と数の言い方を覚えていくのかと関心していたのですが、実はこの授業の “一番の要” というのは違う視点にあって、担当の先生に
「この授業はフランス語で数と色を覚えることではないんだよ」と言われたのです。

一件、フランス語で数と色を覚えさせる授業にみえて、実は人前に立つことを恐れない精神性と、他の子のやり方を観察するという観察力を身に付ける授業でもあるのだそうです。

なるほど〜。

こういう精神的な訓練を受けているからか、娘はカナダに移住してからかなりしっかりとしてきたなと思います。

さっきも、ちょっとしたことで私と夫が口論になったのですが

「パパ!ママに何てことを言っているの!?ママが可哀想でしょう!?謝りなさい!」

と夫を一喝してくれました。そして夫が娘に対して(←なんで娘に対してやねんっ・笑)

「あ〜、ごめんね〜。」

と言うと

「ママ?パパが謝っているから許してあげて!」

と(笑)
私にとって良い味方が出来ました(笑)

というわけで話が脱線してしまいましたが、まだ3歳だからとか、まだ4歳だからと環境のことや自然について教えることを軽視せずに、将来を担う子供達なのですから些細なことでも真面目に1つ1つ教えてあげることは、親の義務なんじゃないかと思います。

それではSee you〜☆

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