4年間髪を切っていない娘のお気に入りの絵本『まあちゃんのながいかみ』

5/27/2015 AppMama 0 Comments

今日は絵本の紹介。

『まあちゃんのながいかみ』たかどのほうこ作(福音館書店)
今年の娘の誕生日に、知り合ったばかりの日本人のご家族から頂きました。
このご家族は、最近モントリオールに越して来たばかりなのですが、日本にいた頃からブログ『AppMama』を読んで頂いていたようで、ブログ内のコメント欄を通してコンタクトを取り合い、知り合うことができました。

そして知り合って早々、こんなステキな絵本を誕生日プレゼントとして贈ってくれて…本当にありがとう♪

この絵本を頂いてから、毎日のようにこの本を読んでいて、びっくりするほど気に入っています。もう何回読んだことでしょう。
日本語の絵本に飢えていたというのもあるでしょうが、この絵本のストーリーが娘そのもの!!娘にぴったりな本を頂いたと感謝しています。

ストーリーを簡単に説明すれば、オカッパのまあちゃんは、自分の髪が今よりもずっとず〜っと伸びたら、その髪の毛で “あ〜んなこと” や “こ〜んなことをするんだ” と言って、空想の世界を面白おかしく語ります。
絵がとっても可愛らしい上に、温かみがあって、ほんとオススメの1冊です。

4年間カットしていない娘の髪はもう腰のあたりまで伸びているのですが...
そんな娘にとって、このまあちゃんの空想は他人事ではないようで、真剣な顔つきで考えてみたり「そんなことできないわよー」と首を振ったり、ゲラゲラと笑い転げたりと、とても反応が良いんです。

読み聞かせている私もとても楽しい。

実は、日本からモントリオールに越してくる時、日本語の絵本や書籍は全て私の実家に置いてきてしまいました。海外移住ということもあって “早く英語に慣れさせなくては!!” という思いが強かったし、そうしなきゃならないとばかり思っていたので、日本語の絵本ではなくて、英文の絵本を揃えなければいけないと思ってしまっていました。

これが最大の間違いでした。

絵本を読むことと、言語を教えるというのは全く別物。
お母さんが子供の隣に座り、または膝の上に乗せて絵本を広げ、母国語で面白おかしく、時にシリアスなムードで語ってみせる時間というのは、実は良い意味でかなりの刺激を与えていて、想像力を培うだけではなく、スキンシップや、リラックス効果、お互いの愛情を共有できる時間だと思います。

1冊だけ『メイとこねこバス』という『三鷹の森ジブリ美術館』で購入したトトロの続編のパンフレットを持ってきていて、それをこの1年読み聞かせたのですが、“読み聞かせ” という時間がいかに大切であるか、そして絵本がどれだけ娘に刺激と影響を与えるものであったのか、娘の反応から学ぶ事ができました。
ですから、日本に多くの絵本を置いてきてしまったことを今更ながら後悔しています。

でも、同じ本を何度も何度も読むということは決して意味のないことではありません。

娘も字は読めなくても、何度も読み聞かせたことで丸暗記し、1回目よりも2回目の方が細かい描写に気付いたり、またストーリー上にはない話を想像して盛り込んだりと複数回読むことで深み、味わいが出るようになります。

娘が通っているプリスクールでは年間で数百冊の絵本を読んで聞かせると言っていました。そのせいもあって本屋に行くと、

「この絵本知ってるよ!」
「これも読んだ!」

とたくさんの本を指差して教えてくれます。

映画やアニメももちろん大好きですが、絵本の読み聞かせは娘にとって特別のものなのかもしれません。

そういうわけで、幼児期の絵本の読み聞かせ、大事にしたいものです。
それから、『まあちゃんのながいかみ』はプレゼントに喜ばれる1冊になると思うので、プレゼント選び、また絵本選びの際は是非、チェックしてみてください。

それではSee you〜☆

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