日本語しか話せない3歳の娘を連れて海外移住!1年後日本語の絵本を探しまわる日々、一体なぜ!?
モントリオールに移住して1年2ヶ月・・・。現在4歳になった娘は、驚く程、メキメキと英語を話すようになりました。
1年前の娘の英語力はどうであったかと言えば「Hello!」「Thank you!」が精一杯。
日本で暮らしていた頃は、どっぷり日本語に浸かっている状態で、テレビアニメから絵本まで、日本語のものしか与えなかったし、普段のコミニュケーションも日本語でしたから、英語の要素が全くない生活を送っていました(←日本に住んでいたのだから当たり前よね・笑)。
たま〜に、英語のアニメを見せることもありましたが、
「何言ってるかわかんなーい(怒)!!日本語にかえてーーー!!!」
と怒って、英語を断固拒否。
そんな日本語オンリーの3歳の娘を連れて、昨年カナダ移住をしたのですが、あれから1年が過ぎ…彼女がどう変化したかと言えば、私の英語力を抜きました!
…って私の英語力って超〜最低最悪レベルですから(笑)、私を抜くのは時間の問題だと思っていたのですが、それにしても、“あの” 娘が、英語をコミニュケーションのツールとして捉え始めたことに驚きを隠せません。
これは、プリスクールでの生活が大きく影響したと思います。
プリスクールに入園してから10ヶ月しか経っていませんが、入園してからの英語を習得するスピードは早かった...。
そりゃ〜、1日の中で数時間とはいえ、親元を離れ、頼れる人がいない中で、どうにか自分の意志を周りに伝えようと奮闘した結果、間違った英語、友達が話すフレーズを、とにかく口に出してみる…その繰り返しが、次第に力になったのだと思います。
それでも、数ヶ月前の娘は
“徐々に英語が口から出て来たかな〜”
“言っていることが分かってきたかな〜”
くらいの成果しか見られなかったし
“まだコミニュケーションに不自由しているのかな”
はたまた
“もしかして英語の習得が遅いのかも?”
と心配していました。
今振り返れば、あの時期は溜め込んでいた状態だったのだ思います。
そして、溜め込んでいた英単語や英会話が、ここ数週間で溢れ出しました。
しかし、英単語が口から次々と出て来るようになったのは良いのですが、最近、私が娘の英語を聞き取れず、会話にならないという事態が起ってきました。
そう...昔、夫がこんな話をしていたのを思い出しました。
夫がハワイに住んでいた頃に、ある日本人の一家がハワイに移住してきたそうなのですが、日本語しか話せないお母さんと、現地の学校に通ううちに英語を話し始めた子供が、そのうち上手くコミニュケーションを取れなくなったというのです。
これを聞いた当初は
“まさか〜!そんなことが、あるわけがないでしょう!!”
と鼻で笑っていたのが、このありえない話が現実を帯びてきたように思います。
最近の娘は、夫とは英語で会話をし、私と話す時は日本語に切り替える…そんなスイッチを知らぬ間に見に付けただけでなく、独り言は英語、寝言も英語、公園で遊ぶ時も英語、アニメや映画、絵本まで英語…というように、日本語しか受け付けなかった娘が、英語に抵抗を感じないばかりか、英語を使う方が楽になってきているのです。
しかも最近、娘の発音が良過ぎて私が聞き取れず、会話にならないという事態が起っています。英語が得意な現地のママも、娘の発音を聞いて
「発音が良過ぎて聞き取れないわ…」
というくらい、娘は “ソレ” っぽい発音するんですよね。
例えば「Little kids」。
私は “リトルキッズ” と発音するのですが、娘は “リローキッ” みたいな、“ソレ”っぽい発音をするので、
「へっ?リローキっ?お化けの名前?何のアニメの話?」
と会話がめちゃくちゃになるんです(笑)
それから「Need it」も、私は「ニード イット」と発音しますけど(←だって学校でそう教えられたしぃ〜!!)、娘は「ニーディッ」と言うので、
「ニーディッ…何の食べ物?デーツ?友達の名前?」
これまた話にならない…。
そういうわけで、この先はもう放って置いても英語は自然に話せるでしょうし、また、仏語に関しても、フランス語の先生に
「私が何を言っているか理解しているし、最近はちょっとフランス語を話しはじめてきたわ」
と言われていて、フレンチもあとは時間の問題だろうという風に感じています。
娘が “天才” とか “頭が良い” ということではなくて、子供は順応していくし、習得が早いので、将来子供を留学させたいとか、または海外移住したいけど、子供の言語が心配だと悩んでいる方もいるかもしれませんが、全く問題ないですよ!
むしろ、心配するのは「日本語」なんです!!!
日本語に関しては将来的に、読み書きは出来るようにさせたいし、発音も訛らずに綺麗な日本語を話して欲しいというのが願いなのですが、このまま放置しておけば、近い将来、日本語を失うか、片言の日本語を話すレベルしか身に付かないかもしれないと危機感を覚えています。
なので、現在は日本語をできるだけ衰えないように力を入れています。
と言っても、4歳の娘に対して求めることは、字を書けることでもなく、読めることでもなく、とにかく日本語に慣れ親しむこと。これは絵本をとにかく沢山読んであげることが必要だと思います。
だから、日本語の図書が置いてある図書館を友人ママさんに教えてもらって、さっそく行ってきました〜。
『モントリオール日系文化会館図書館』
登録料は$10で1度に6冊、DVD8本借りられます。(DVDは1本につき50セント寄付します)
この図書館には、日本語の本が約10,000冊、英仏語の本が約600冊、DVDが約1,000本あるそうです。
絵本の棚は少ししかないのですが、それでも、この絵本を全部読み切ろうと思えば、かなりの時間がかかるでしょう。
それから私達が訪れた際には、夏期休館になるということで、いつもの2倍の本を借りられました。
今回はこのような絵本を借りました。
それから、職員の方に
「英語の絵本なんて読むかしら?もし良かったら貰ってくれない?」
と、こんなに沢山の英語の絵本も頂いてしまいました。
それから
「これはまだ娘さんには早いかしら?」
と、日本語のファーブル昆虫記の本を持ってきてくれたのですが、このシリーズが大好きな私と夫は
「読みます、読みます!!」
と娘の為というよりも、自分たちが欲しくてもらってしまいました(笑)
モントリオールで日本語の絵本を借りられる図書館があるということをこれまで知らなかったので、久々に日本語に触れられて、読み聞かす方もとても新鮮な気持ちです。
それから、それとは別に私は日本人のママさんから『赤毛のアン』を借りました。
「私もいつかプリンスエドワード島に行きたいんだけど、どうせ行くなら赤毛のアンは読んでおきたいのよね〜」
と話すと、
「私持ってる!貸してあげるわよ!」
と、貸してくれました。
この1年、なかなか日本の本を手にする機会がなかったので、かなり嬉しい!!
また、ウエストマウントライブラリーからも、毎週10冊づつ借りるのが日課になっています。
プリスクールでも毎日、数冊の絵本を読み聞かせてもらい、家でも日本語の絵本、英語の絵本を数冊づつ読み聞かせているので、一日10冊以上は本を読んでいるかもしれません。
昔、こんな記事を書いたことがあります...
>> 読み聞かせの重要性〜学力世界一のフィンランドでは子供に毎日15分、本を読み聞かせる〜
“本を買うお金がない、本を読み聞かせる時間がない” は言い訳...。
本って買わなくてもこんなに沢山読めるのですから、図書館に足を運ぶべきですよね。
今年のモントリオールの夏は雨が多いのですが、本に囲まれていると雨も全く憂鬱じゃなくて、雨の音を聞きながらの読書は個人的には嫌いじゃない...むしろ好き。
この夏は、娘も私も思う存分、本に囲まれて過ごしてみようと思います!!
それでは、またSee you〜☆
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