夫の就活リアル体験記!第15回〜ショックのあまりブログが書けない!?不採用通知を受けて出した新たな道〜
このところ、ずっとブログを放置していました。
“夫の不採用通知がよっぽどショックだったのね!?”
…ちゃいまんねん(笑)ブログを放置していたのには、理由がありまして…
その理由を書く前に、今日はシリーズ化し、大好評だった『夫の就活リアル体験記!』の “完結編” を夫が書いたので、私も妻目線でこのシリーズを締めようと思います。
夫のブログ↓↓↓
>> 就活編【完】〜クリエイターとしての新たな一歩〜
不採用通知をもらう数日前…もしかしたら、もうこの就職活動が始まった時点で、妻はあえて違う道を模索していたのかもしれません。
それは “もしかして不採用通知を受けるかもしれない…” という弱気な気持ちから第2の道を考えたわけでも、“保険” として別の道を考えたいたわけではなくて、妻として現実的に考えておかなければならないことでした。
『夫が不採用だったらどうする!?Visaは!?子供の学校は!?犬は??』
強く信じることで何でも叶うのであれば、とっくにやってます。
でも現実はそうはいかない…。
採用というシナリオだけを頭に浮かべる…その方がずっと現実逃避している気がしたので、不採用だった時の道もイメージしておくことにしたのです。
まして “採用” されることがゴールではないし、採用されてからの夫、または不採用通知を手にした時の夫を支えるのも私の役目ですから、結果後の人生の歩みを2通り想像することにしたのです。
特に、不採用の通知を受けてしまったら、実は夫よりも私自身が “燃え尽き症候群” になってしまいそうなのは明確だったので、採用/不採用、どちらに転んでも結果オーライと思える案を自分の為にも考えておくことにしました。
“不採用であっても構わない、だって不採用通知を受けた方がずっと刺激的な道が待っているのだから!!!”
そのくらいの気持ちで構えていた方が、支える側は精神的に楽だし、ドシッと構えていられるもんです。私は常にそういう風に物事を捉えるクセがあるので、今回も不採用であっても、明るい未来が待っているんだと思い込むようにしたのです。
それで思いついたのが...
『(不採用だったら)そうだ、オランダ行こう!!』
...(笑)
京都観光のキャッチコピーである “そうだ、京都行こう” というノリで思いつきました。
…って、突拍子がないにも程があるでしょう〜(笑)
不採用通知を受けたときの衝撃を和らげるには、これくらい突拍子の無い案が帳尻が合う気がしたのです(笑)
当然、夫は
「…はっ!?お、オランダ!?」
と、バカなことは言うなという具合で、相手にしてもらいませんでした。
そらそーだ(笑)
実は、オランダは中学の頃に姉妹都市交流で訪れたことがあって、これまで訪れた異国の中で1番カルチャーショックを受けた国であり、私の中では未だあの国を越える街並、雰囲気に魅せられたことはありません。目に映る景色は当然のこと、匂い(クスリじゃないよ・笑)も雑音でさえも…本当に好き。
だから、実は最も住んでみたい憧れの国だったりします。
とはいえ、夫はオランダに行ったことがないので全くピンとも来ず…というよりも、採用を信じている段階で、この妻の提案は受け入れられるハズがありません。
それが、数日後にまさかの不採用通知が届きます。当然、
「えっ!?マジ…か…。はぁ〜」
と気を落とし、とてもがっかりもしました。
…が、すぐにあの突拍子もない案が頭をよぎったのです(笑)
しかし、この状況でオランダの “オ” の字を口にするのもなんだか不謹慎な気がして、その場は夫と一緒に肩を落としてみたりしました。ははは。
しかし、その夜のことです。
夫がいきなり
「オランダか…そうだ、オランダ行こう!!」
というではありませんか!!
“不採用通知があまりにもショック過ぎて、頭がおかしくなったのか!?”
とも思いましたが、しっかりとした口調で夫はオランダ行きについてこう言いました。
「よ〜く考えてみたんだよ。それも良いかもしれないね。僕自身、もっともっと力をつけなくちゃならないと思ったんだよ。そういう意味では、日本、モントリオールと良い人脈を築けたし、次はヨーロッパで人脈を広めることに力を尽くすのも悪くないと思う。そうだ!オランダへ行こうよ!」
もしも、この先もモントリオールに “縁” があるのであれば、そのように人生が動いたでしょう。でも、120%の力を出して “不採用” の通知を受け取ったというのは、その結果に意味があるのだと思うのです。
『1社受けたくらいで結論が早過ぎる!就職活動は何社も受けてみるものだ』
なんてお叱りの言葉も聞こえてきそうですが、就職することが目標ではないんです。
今回の就職活動は、Unsplashのリーダーの考え、それから事業内容に興味があったこと、将来性に面白みを感じた会社だったので挑戦したのであって、決して、就職することを目標に挑戦したのではありません。
むしろ、夫の話を聞いて夫の強みの1つを改めて再確認しました。
それは...
“私達は、パソコンがあれば世界中どこでも生きていける”
ということ。
夫がこれまで築いてきたのは、財産でもなく、地位でもなく、土地に縛られない生き方...これって、誰にでもできることでもないし、この生き方のおかげで、日本から遠く離れたここモントリオールで素晴らしい友人らを持つことができました。
神様は、夫に “不採用” という通知をもって世界を駆け巡る切符を渡したのだと思います。
だから、今はこんな気持ち。
「“不採用” 通知を届けてくれて、ありがとう」
しかし、カナダに残る道を諦めたわけではありません。
新たなビザを申請しつつ、私達は一度モントリオールは離れることにします。
次にモントリオールに降り立つ時は、今よりもずっとパワーアップした状態で戻ってこよう!
そんなわけで…
私達、モントリオールから退散します!!
つづく…。
つづくんかいっ!!
0 コメント: