娘のおともだちは天才児!元素記号が好きな5才児に驚愕した日。
先日の記事を読んだ友人から
『米不足だったなんて、なんで早く言ってくれないのよ〜!』
とメールが届き、昨夜、仕事終わりで疲れているだろうパパさんが、わざわざ車を出してまで我が家に大量の水を届けてくれました…。
ホントいい人達だ〜(泣)
…って、これには裏話がありましてね…このママからの受け取った最後のメッセージが
『画質いいの頼むぞ〜』
…つまり、ブログに載る気満々じゃねーかっ(笑)!!
愉快なご近所さんであります。
それにしても、モントリオールに戻ると江戸時代の “長屋” の暮らしのようだなと、よく思います。
ご近所さん同士助け合い、困っていれば手を差し伸べ、自分の子も他人の子も同じくして褒め、叱り…そのコミニュティーは、もはや家族。
今の日本の、ご近所付き合いからは失われた “その部分” を、ここモントリオールのコミニュティーは大事にしているような気がするし、それは日本人コミニュティーだけの話ではなく、カナダは移民の国と呼ばれるだけあって、知りあった友人らは、それぞれ生まれた場所も、肌の色も言語も様々だけど、他者を受け入れ、認め、支え合う、助け合いの精神が強いからこそ、私達はその部分に惹かれて戻ってきました。
子育てに関して言えば、娘を他のママが叱ってくれたり、注意してくれたり、預かってくれたり、ご飯を作ってくれたりと、もはや親戚のおばちゃんが世話を焼いてくれるような感覚(“おばちゃん” って言ってごめん・笑)で、このような環境で育つ娘は幸せだろうと思います。
だからかな…尚更娘がモントリオールに戻ることを願ったのは “家族” に会いたかったんだなと思います。
昨日は、友人の男の子のお迎えに同伴しました。
この家族とも不思議な縁で、きっとモントリオールで知り合わなくても、どの道、知り合っていたんだろうなと思います。私たちがオランダに居れば彼らもオランダに、スペインにいれば彼らもスペインに…という具合で、偶然にしては出来過ぎているくらい同じタイミングで同じ地にいる…不思議な縁です。
前の晩に
「明日の息子(Lくん・5歳)のキンダー(幼稚園)のお迎え、一緒に行かない?Lはサプライズが苦手だから皆でお迎えに行って彼を驚かせましょうよ!」
と誘われて、L君が通う男子校へお迎えに行ってきました。
茂みにみんなで隠れて、門から出てくるL君を
「サプラ〜イズっ!!!」
照れくさそうに笑うL君、5歳。
しばらく見ない間に大人になったな〜と、しみじみしている私たちに
「もう、あなた達がモントリオールを去ってどのくらい経つかしら…2年くらい!?」
とL君のママ。
…は、半年ですけど(笑)
L君を迎えた後は、近くのカフェでお茶をしました。
半年前は、2人とも落ち着きがなくてカフェでゆっくり世間話をしながらお茶なんてできなかったけど、今回、ずっと絵を描いて静かに過ごしてくれて彼らの成長を実感しました。
(↓娘が描いたのはスペインでの思い出)
実はL君、驚くほどの天才児。
5歳にして小学校4年生レベルの本はフツーに読んでしまう、多言語の辞書を読んで勝手に言語を習得してしまう、とにかくスゴイ!
「元素記号Kは…Potassiumで」
と最近の興味は元素記号。隣の席で勉強していた高校生は
“今、私がそれを勉強しているのよ!!”
とパソコンの画面に表示されてる小難しい文字とL君を何度も見比べては、目をグルグル回してお手上げ!のポーズ(笑)
もちろんL君、計算も簡単にできちゃう。
写真だけでは簡単な計算にみえても、私たちがお茶をしている間、計算に熱中している彼の姿は驚かずにはいられません。彼の驚くべきところは、文字も算数も人から教わったのではなく、自分で覚えていくこと。教えてもいないのに、習得していく過程を、特に母親は驚きを越して怖がっていた時期もありました。
うん、天才児って感じだよね。
L君の計算方法をみた娘も計算をやってみたいと言ったので、L君ママは
「このジュースとこのジュースを足したら何本になる?」
とテーブルに置いてあるパックのジュースを指差し、基本中の基本、足し算を教えてくれました。
「う〜んと…ツー!!」
そう!! “2” よっ!!!合ってる、合ってる!!うちの娘、天〜才や〜んっ!!
1+1が解けただけで、私はもう万々歳!!
“今晩は赤飯やなっ!大学はハーバードか?スタンフォードか!?”
とハイテンションですわ…はい、親ばかです(笑)
そんな親ばか(←自覚症状あり)を尻目に “僕にも問題を出して!” とL君が問題を催促。
「73本のジュースと35本のジュースを合わせると何本?」
…レベルが違うわっ(笑)こりゃ、ホンマモンですわ。
実はL君のママ、この子の頭の良さには呆れてしまっていて
「もう今の年齢のクラスで教えてもらうことは、彼は既に分かってしまっているから、遊びに行かせるために学費を払っているようなものよ」
と苦笑い。
私も言ってみたいわ〜、娘の頭の良さに呆れてみたいわ〜、怖がってみたいわ〜(笑)
でも、彼はトミカが好き、絵本も大好きだし、恐竜も大好きだし、ピクニックも好きだし、元素記号や計算、言語習得が飛び抜けているだけで、あとはその辺の5歳児となんら変わらず、だから娘とも仲良しで、彼から教えられることも沢山あるけれども、娘の楽観的な主観や単純な思考から彼も感化されているようにも思います。
娘の描いた絵をみて逆に、
「なんて細かい絵を描くの!?この子はアーティストね」
と。L君ママは実は、シティーデザイナー。デザイナーから絵を褒められるなんて、こんな嬉しいことはない!!
正直、娘は計算はめっきりダメ(笑)。
だけど、歌やダンス、絵に関しては、彼女独特の面白さを感じる。これが、彼女の得意な分野なんだと思います。
計算が得意な子がいれば、絵が得意な子もいる…足並みを揃える必要はなくて、その子の得意なものを見つけ、認め、サポートしてあげることが、いずれ目標が明確に、そして夢に向かって頑張れる第一歩かなと思います。
娘の父親から受け継いだであろうアーティストな部分、私の芸人魂...って誰が芸人やねんっ!...を大切にしてあげたいと改めて思った日でした。
私もL君を見習ってお勉強しよーっと!!
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