スケート大好きカナダっ子のバースデー会場は...もちろんスケート場!!カナダっ子の優しさに触れた日。

10/23/2016 AppMama 0 Comments


昨日、バースデーパーティーに行ってきました。
会場は...スケート場!!

スケート場でバースデーパーティーを開くなんて、いかにもカナダっ子って感じよね!
カナダでは皆スケートが大好き。日本の男の子が野球やサッカーに夢中になるように、スポーツではホッケーが熱いし、家族全員分のスケート靴が家にあることは珍しいことではありません。

それほど地元民とスケートは切っても切り離せないご関係。

んなわけで、カナダにはありがちなバースデー会場なのですが…とは言っても、我々スケート場でのパーティーに招待されるのは、実はこれがはじめて!

スケート場でのパーティーなので、滑らなきゃ損、損!!
招待された子供だけでなく、親も滑りたい放題です!

ってことで、ハワイ育ちの夫にスケートはできるのかと聞いてみると

「ハワイにもスケート場あったよ〜」

…いやいや、ハワイにスケート場があるかないかじゃなくて…おめーはスケートできるのかって聞いてるっつーの(笑)!!
まぁ、男のプライドとして “できない” なんて言えるわけでもないだろうし…かと言って “できる” とも言えないところを見ると…できねーのか!(笑)

娘に限っては、今日が人生初のスケート!



誰かが娘をサポートしなきゃならないんだけど、夫は常夏ハワイ男だし、私!?私ももう何年とスケートなんてやっていないので、娘をサポートできるような状態じゃなくて、むしろ私がサポートして欲しいくらい(汗)

パパもママもスケートに自信がない状況で、どうしよ、どうしよ…とリンクの外でオロオロしていると、12歳くらいの女の子が

「この子は何歳!?」

「スケートはやったことある?」

「スケート靴を借りに行きましょう、靴を選んであげるわ」

と声をかけてきました。

きゅ、きゅ、救世主です!!

どこの馬の骨かも分からない私たち一家を、スケートシューズを借りるカウンターに案内してくれ、娘のスケート靴を選び、調整してくれました!


私たちが助けを求めたわけはなく、私たちが困っている姿をみて駆け寄ってきてくれた女の子二人組に、もう〜感動しちゃいました。

その上、手を引いて娘をリンクに連れていき、指導してくれたのです。

たった30分で…

補助なしでリンクを駆け回る娘っ!!
お世辞にも “滑っている” とは言えません…駆け回っています(笑)

でも素晴らしい!
私達はこの日、娘はリンクにすら立てないんじゃないかと思っていました。
だから、まさかこんなにも早く上達するなんて...信じられない!!

娘を見ていた他の父兄も

「彼女、すごいわ!!私の息子は数ヶ月スケートに通って、ようやく補助を外したのよ!それが、この短時間で滑れるようになるなんて!!」

指導してくれた2人の女の子も嬉しくなったのでしょう、自分の親の元へ行き、

「あの子は全く滑れなかったのだけど、私たちが教えてあんなに上手くなったのよ!!」

と自慢していました。

これは、娘の運動神経が良いから…そうじゃない!!

2人の女の子らの指導が丁寧で優しくて献身的で...本当に素晴らしいコーチングだったおかげ。
この2人の女の子らを見ていると、2人もこうやって上級生らに教えてもらったのだということが分かりました。

そういえば、最近、オープンハウス(学校見学)に行くと、

「僕の学校では、上級生が下級生にランチを取り分けてあげるし、下級生に本を選んで読んであげるんだよ」

と、上級生が下級生の面倒をみるという時間を設けている学校が多い気がしていたのですが、それがどんな風に社会に、または子供の成長に影響するのかを、この日、見せつけられた気がしました。

上級生が下級生に優しくするというのは当たり前のことだけど、表面的な偽善行為としてではく、心の奥までその真意が根深く行き届いているように思います。

見知らぬ子でも困っていたら手を差し伸べてあげる…そして手を差し伸べてもらった子が、また別の困っている子の手をとってあげる…その良いサイクルを目の当たりにしたという感じがして、嬉しくて私は涙ぐんでしまいました。

夫も、

「最高だね、ここの子供たち。素直で純粋で…数年後にこんなお姉さんに成長してくれると思うと嬉しいよ」

としみじみ。

それから同時に、娘の “根性” にも拍手を贈りたいと思います。
何度も何度も、尻をつき、膝を打ち…。

娘が転ぶ度に私は「キャー」と悲鳴をあげていましたが、娘はぐっと堪えて、ツルツル滑る氷の上で、もがきながらも1人で立ち、力強くリンクを蹴って滑り出しました。

私たちも、ここ最近もがいていたので、リンクで思いっきり転ける娘と私たちの状況が重なってしまい、思わず手を貸したくなるような胸が痛くなるようなはがゆい複雑な気分にもなりましたが、歯を食いしばって立ち上がる娘の姿もまた、自分たちと重なって勇気が湧きました。

本当に良い一日だった…。

滑れた自信が背中からも感じられるわ!!
うん、強くなったぞ!!

スケートが終わると、おともだちの男の子とホッケーゲーム。


もう、カナダっ子ね(笑)

カナダっ子最高〜!!

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