モントリオールの冬のはじまり!!夫のブーツと最新テクノロジーを利用した娘のスノースーツを購入!!
雪!!
やっぱりロマンチックよ〜。
特に早朝は本当にステキ。
青みがかった薄暗さに暖かなオレンジ色に光る街灯の灯り。
リスの足跡がトン・トン・トンとスタンプを押したみたいに木の根元まで続き、きっと地面が雪で埋もれる前に最後の腹ごしらえをして慌てて巣に帰ったに違いない...とそのような情景を思い描いてしまいました。
娘は目覚めた瞬間、目に映った窓の外の真っ白な景色に驚き、興奮したのでしょう…。
起こしてもいないのに自分の部屋からダッシュでリビングに走ってきて、
「ママ!!パパ!!窓の外を見た!?エキサイティングよ!!スーパークール!!」
と大興奮。
そして、夫と窓に座り外をみてうっとり。
…って、うっとりしていたのは娘だけ(笑)
そりゃ〜、私も夫も目覚めと同時にこの景色が目に入った時は感動しましたとも!
でも感動に浸ってる場合じゃない!!特に平日はね!!
「ちょっと!!学校までどうやって行く!?吹雪いているし...Uber(ウーバー)呼ぼうか!?」
車がない私達は、悪天候になったらUberで通学しようかと考えていました。
車購入&車の維持費用と比べれば、Uberで通学した方が断然安い。だから、冬はUberを活用しようと話していたんです。
ところが、この話を聞いていた娘
「車でなんか行かないわよ!歩いて学校へ行く!嫌よ、車なんて!!」
ま、ま、マジ!?この雪の中2キロ歩く!?
「歩く!!歩いていきたいの!!」
…そんなに言うなら歩いて貰いましょう…(笑)
Uber代が浮いて助かるわ、娘ちゃん!ありがとよっ!
それにしても、こんなガッツのある娘で本当に誇らしい。
先日、同級生の父兄に
「毎日歩いて通学するのを見かけるけど、娘さんは歩くことを嫌がらないのかい?ウチの子供は学校まで...いや、数百メートルも歩くなんてできないよ!」
と言われたのですが、娘は歩くことに対して文句を言ったりはしません。
“車がない” = “歩くしかない” っていう構図が娘の中にあるから、文句なんて言っても仕方ないと割り切っているんだと思います。強い女の子で、本当に誇らしいわ!
それから、ほとんどの子がそうであるように娘も空想家。この真っ白な世界に踏み出すことは “辛い” とか “寒い” なんて言葉を思い浮かべるすきがない程、新鮮でワクワクした冒険心で満ち溢れているのです。
氷点下の気温も、吐く度に出る白い息も、痛みを伴う冷たい頬の感覚も、全て娘の頭の中に描かれる物語の中に必要な素材…この銀世界で起こりうる全てのことを “経験したい” という欲求が勝る娘。
その空想に親も一緒に付き合う、それが親にとってはどんなに馬鹿らしくて時間のムダなことであってもね。
8時前に除雪車が家の前の通りの雪を除雪してくれて、幾分歩きやすそうに見えたので、娘の言うように頑張ってみるか!と私たちも歩いて通学することを前向きに捉えはじめました。
私と夫は、クローゼットからPajar(パジャー)のコートを出し、
>>モントリオールの冬支度!マイナス20度以上の寒さにも耐えられるウィンターコートとは!?
娘に上下のスノージャケットとスノースーツ、それから-30度対応のブーツを履かせ、私は先日友人から譲り受けたブーツを履き、夫はスニーカーを…って
夫、ブーツがないやんけっ!(苦笑)
この雪の中、スニーカーはアカンやろ(笑)
「私が送って行くから、家にいて!」
と夫に言ったけど “一緒に行く” と言ってきかない夫。
どうやら雪道を歩かせるのが心配…と言いたいのですが、娘同様、この雪の中を歩きたい欲求が勝ったらしい。お前もかっ!(笑)
普段は持たないカメラを持って、夫はスニーカーで歩いて学校まで行きました。

モントリオールの雪景色、キレイですよ、本当に。寒いけどね(笑)
無事に娘を学校に送り届けた後は、その足でモールへ。
そう、夫のブーツを購入するために。
行ったのは『Winners』!!
今年の夏、ママ友のお母様がモントリオールに滞在していた時
「日本にもあればいいのに“Winners”!!毎日でも通うわよ!飽きない、飽きない!」
と言っていたくらい、この店は何でもあるし安く手に入れることができる!
で、さっそく靴売り場へ行きメンズのブーツを物色!!
・防水加工していること
・-30度くらいまで対応していること
・カナダの有名ブランドであったら尚更良い
どうせ買うなら、この3点は譲れない。
カナダブランドは、カナダの寒さを知っているが故に作ったブーツだから暖かさと機能がやっぱり違う。だからブランドも大事。
で見つけたのが、コートと同じブランドの『Pajar』!
見た目も大げさじゃないし、カナダ仕様のウィンターブーツの中では軽かった。
ただ、迷ったブーツがコチラ
同じく『Pajar』。こっちは重いのだけど100ドル切ってたのよね〜。
迷ったけど、夫が気に入った短目のブーツを購入。いいのよ、本人が好きならそれで。
“幸せは足元から” …って言うでしょ!?
この人に幸せが訪れてくれないと、私たちも困るもの(笑)
「AppMamaちゃんもブーツを買った方がいいよ!」
と、私のブーツも購入するようにと夫に言われたけど、私のブーツより娘のスノースーツよ!!
だって、娘が通学で履いていってるスノースーツ、なんと2T(2歳児用)!!(汗)
ほんと娘には心から謝る...ごめん!!
5歳にして2歳児用が着れちゃう娘もスゴイのだけど、どんだけデカイねん、カナダの2歳児!!
とはいえ、カナダの2歳児が大きかろうが、2Tのスノースーツは今の娘には流石に袖丈が短いし、スノーパンツもピッチピチ。当たり前よね...。
毎朝、ペンギンのようにして2キロ歩かせてるのは、流石に可哀想…昨日も
「ママ…小さすぎる、キツイよ(汗)」
と言う娘に
「寒いから風が入らないようにちょっとキツ目がちょうど良いのよ!」
と無理矢理着せて通学させてしまいました。
私のブーツより娘のスノースーツが優先だわ!
“Winners” で娘のアウターも見たけどイマイチ良いものがなかったので、同じモール内にあるスポーツ店に行ってセットを購入しました。
Columbia社のスノースーツ。
これまで着せていたスノースーツよりも薄くて軽いので、一見 “カナダの冬、乗り切りれるの?この軽さで!?” と疑ってしまったのだけど、このジャケットを店員さんに一押しされました。
コロンビア社が開発した “omni-heat” っていう最新テクノロジーを利用した素材で作られているので薄くても寒くないらしい。
「厚みがないから動きやすいくて、活発な子供の動きに適しているよ!」
2キロ歩いて学校に通う娘だから、厚くて重めのゴワゴワしたスノージャケットよりも軽い方が良い。温かいなら尚更良いわ。
それから、スノーパンツは丈が伸びる機能がついているので、足の長さに合わせて調節可能。だから2年は余裕で履ける...ハズ!
って実はこのスノースーツ、予算オーバー。ところが
「皆が車を使っている中で、往復4キロも歩いて通学してくれているんだ!このくらい当たり前だ!むしろ安いくらいだ!」
と夫が買っちゃいました!
で...私も夫の言葉に甘えてブーツを購入!
ってダンナ〜、これブーツちゃいまっせ、靴下でっせ(笑)
妻はこの靴下をデニムの上までこうやってあげて...
そんでブーツを履けば...あったかーい!!
って、どんだけ良妻やねんっ!涙が出るわ(笑)しかも、かかとが合ってないし、サイズ間違えてまーす!余計涙でるわ(爆笑)
学校から帰ってきた娘に新しいアウターを見せると大喜び。
“ドラマかっ!” ってツッコミたくなるくらい
「パパ、ママ…ほんとうに、ほんとうにありがとう」
と言って2度もハグ。
ママはその笑顔が見れたら、サイズの合ってない靴下で構わないわよ〜!
実は、娘の持っているほとんどの服は、スノージャケットと同様、お下がりや年齢に合っていない服を着まわしていただけ。
にも関わらず、私たちの色んな状況を察して “新しい服が欲しい!” なんて言わない娘。ただ服屋に行くと、
「あてて見るだけ...あてて見るだけだから...」
と新しい服を自分にあてて鏡を見たりしていて、新品の服に憧れていることは知っていました。
でも “まだ持っている服、着回せるから!” と、ずっと見てみぬフリをしてきちゃってた。だから、こんな立派なアウターが自分のものであるということが嬉しくて仕方ない様子。
早速この新しいジャケットを来て、今日も2キロ歩きましたよ!
確かに、ゴワゴワしていないし軽いので、歩きやすそう…何より寒くない!!良かった!良かった!
これからも通学がんばるぞい!
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