子供の躾法タイムアウトとは!?& 5歳児でも朝活で語学修得!?フレンチ特別レッスンが始まった!
昨日、学校からの帰り道でのこと。
「きょうは、とても残念なことがあったのよ…ちょっとだけ、ちょとだけ悲しかったのよ。」
と娘が呟くように話し出しました。
どうした!?ともだちが転校した?それとも…まさかイジメ!?
これまで1度として学校生活に対して “残念” とか “悲しい” なんて言葉を聞いたことがなかったので、神妙な面持ちで打ち明けられるとドキッとしてしまいます。
「あのね…」
何か深刻なことを打ち明けようとする口ぶりに、氷点下の寒さを忘れ、一刻も早く帰りたいと足早になっていた私の足はピタリと止まりました。そして、娘の顔を心配そうに覗き込むと
「タイムアウトしたのよ…。」
た、た、タイムアウトぉぉ〜!?
ご存知の方も多いと思います。
“タイムアウト” っていうのは、米国やカナダでは主流の躾法。
イメージしやすいように、かなりザックリと例えるならば
「のび太君っ!廊下に立ってなさい!」
ってやつwww
とはいえ、立たせて反省させるだけでなく、意味合いはもっと深い躾法です。
タイムアウトの躾法に賛否両論があるのはさておき、とにかく、タイムアウトを強いられるようなことを娘がしたという(笑)
「何をしたらタイムアウトになるの?」
と興味津々で尋ねると
「先生が教えている時にね、M君とゲームをしていたの。」
そりゃ〜、タイムアウトだわ(笑)はい...アウトー!!
むしろタイムアウトで済んでよかったよ (・´ω`・)
「先生が “カヤとMはタイムアウト!!” って言って…。それでね、M君と一緒に立ってたのよ。ちょっとだけ悲しかった…M君は泣いたのよ。」
娘は “タイムアウト!” と言って叱った先生が大好きなので、好きな先生に怒られたことが多少なりともショックだったらしい。
「M君は泣いたって…あなたは泣かなかったの?」
と聞くと
「泣くわけないじゃない〜 (。-∀-)ニヒ 」
この質問に対しては、少し余裕ぶった表情を見せたので
「どうして泣かなかったの?悲しかったんじゃないの?」
と聞き返すと
「レディー・ガガって、タイムアウトで泣くと思う!?」
ガガがタイムアウトで泣くかって!?し、し、しらんがな (;゚∀゚)=3
「レディー・ガガは、タイムアウトで泣くわけないでしょう?だから、私も泣かないのよ!先生にもそう言ったわ!」
(・∀・)ナルホド!
…ってなんでやねん!
片や男の子は、先生に怒られて泣いているのに…お前ときたら(笑)
おかしくて怒る気にもならんわ!どんな顔して立ってたんだろ…まさか、ガガポーズで立ってたんじゃないでしょうね〜 (-∀-);
とにかく、こういうぶっ飛んだ発想で男の子よりも肝が座っているところが娘にはあるんです。ははは。
あ〜、心配しただけ損したわ…はよ、帰ろっ。
ってことで、昨日は帰宅。
ちなみにタイムアウト...様々な意見があります。
タイムアウトを “体罰” と捉える父兄もいるそうですし、タイムアウトよりも話し合いで合理的に説明するべきとか、色々意見がありますが…娘とタイムアウトをどう感じたか話してみると、タイムアウトを宣告された時、大好きな先生に怒られたことのショックの次に考えたことは
“どうして怒られたのか”
という自問自答と
“もうこのシチュエーションは繰り返さないぞ”
という誓い、学びなんです。
娘は普段自己反省ができていないことが多いので、自問自答できたということは娘には効果があったように感じました。
まぁ、10人子供がいれば10人の子供の叱り方があって当然で、タイムアウトの効果や影響は個々違って当然だし、威圧的な言葉や暴力的言動ではなく “愛情” がある上で厳しく叱ってもらえれば、どんな叱り方でも問題なく、今回のタイムアウトに関しては、娘が悪いのだから当然の措置と夫も申しておりました。
そりゃそーだ!
さて先週、このお騒がせ娘の3者面談がありました。
10月から入学して3週しか経っていないこともあり、まだ深く評価するというところまで至っていないものの、学校生活では何の問題もないし、友達とうまくやっていて、学校を楽しんでいるので順調!!ということでした。
ただ、仕方ないことだけど…フレンチが皆よりも遅れているとのことで、娘だけフランス語の特別レッスンを週に1回受けることを提案されたのであります。
8時15分までに学校に行けば良いところを、娘だけ週に1度、7時45分に教室へ来るようにということで…昨日の早朝、第1回目の仏語のレッスンがはじまりました。
誰よりも早く学校へ。
まだ薄暗い道を歩いて2キロ…。
やっとこさ学校に着いたと思ったらロッカーで着替え、
ノートを持って娘だけ教室へ…。
ノートを持って階段を駆け上がり教室へ向かう姿…5歳児には見えなかった…。
いつの間にこんなに成長したのだろう。
教室ではフレンチの先生が待ち構えていて
「Bonjour!!Ca va bien?」
というフレンチの挨拶で教室に招かれ、娘が教室に入ると同時にドアが閉まりました。
ついこの間までデイケアに通って、教室の中まで付いていってあれこれ手伝ってあげてから教室を後にしたのがウソみたい…。娘だけで教室へ入っていくわ、それもフレンチの勉強ですって〜!OMG〜。
この成長の早さ、時間の流れ方の早さったら…あっという間に嫁に行きそうだわね…。
この講習が毎週1回のペースで早朝に行われるようです。
モントリオールに住んでいる限り、仏語は避けて通れない...公用語がフランス語という州なんだから仕方ない、ここは腹を括って頑張ってくれたまえーーー!!
私も夫も、フランス語はできなくても良いと思っているのだけど、授業についていけないんじゃ仕方ないわね。
しかし、こういう異例の対応は少人数制の学校の良さかなと思っています。
娘のクラスは男女合わせて20人で2人の先生が担任しているのですが、それってつまり、10人に対して1人の先生が教えてくれているということ。
どの子がどの教科を苦手としているか、また生徒同士の関係性も先生がきちんと把握してくれているのが強みです。
いじめがない理由も分かった気がしました。
それから、仮に先生が生徒の苦手な教科を把握していたとしても、その子の為に早朝に出勤し、特別講習をするなんてなかなかできないこと。これは本当に感謝。
それもこちらから頼んだわけではなく、先生の方から「やります!」と言って貰えたというのは、先生の “教える” 意欲を感じる場面でもありました。
特にフレンチなんて家では絶対教えてあげることもできないし、仏語の語学学校に行くか、家庭教師をつけるしかない中で、学校が特別講習を行ってくれるというのは心強く、経済的にも助かる!!
そして...なんと今日もまた学校から手紙を “特別に” 貰ってきたようでして...。
『これから2ヶ月間、英語の強化講習を “特別に” 行おうと思います。』
あらら。英語もかいな!
確かに現地の子と比べれば劣ってるもんなー。
でも、ありがたいことよね。
土日がいらないほど学校が楽しくて、先生が好きで、いじめがない…それが何より大事だと最近のニュースなんかを見ていて思うから...親子ともに頑張りましょう!!
とりあえず...早起き頑張ります!
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