お母さんたちに観て欲しい...モントリオール大学で上映されるドキュメンタリー映画「小さき声のカノン」の告知

3/08/2017 AppMama 0 Comments


モントリオール在住の日本人の方へ告知です!

2017年3月10日(金曜日)の19時、鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー映画、『小さき声のカノン』 がモントリオール大学で無料で上映されます。



“幼い子供のいる母親たちに是非見てほしい…” という想いから、当日は現役のデイケアの先生と、ボランティアの方々によってデイケアが設置され、お子様を預かってくれるようです。

【上映会の会場】
モントリオール大学、B-2305

【デイケアの場所】
Pavillon Jean Brilllant
B-2361, University of Montreal (デイケア)
3200 rue Jean-Brillant

当日は、上映会場、デイケアの場所へ案内してくれる係の方もいるそうですし、バイリンガルのポスターも貼られるそうです。

ちなみに...私は夫と娘と行く予定です。

誰しも2011年3月11日は、忘れることのできない日であったように、私達にとってもあの日を境に、その後の人生がガラリと変わりました。

娘を出産するために岩手に里帰りをしようとしていた矢先、東北地方太平洋沖地震が起こりました。
もしも、里帰りをしていたら...運が悪ければ、津波の被害にあった可能性もあったかもしれません。

実家に数ヶ月後に戻ると、故郷はまるで戦後の焼け野原のように跡形もなく、全てを流してしまっていました。

3.11に私たちに与えた影響、被害はこれだけではありません。

起きたのは、福島原発事故…。

これは過去の話ではありません。
5年後の今も、起こり続けていること。

現在、私達はモントリオールに住んでいますが、日本から離れたこの場所に住んでいるからこそ、見えること、感じることがあるし、遠く離れた日本の地で悩み苦しんでいるお母さんたちがいる…これはリアルな現実です。

正直、放射能のことを考えると気が滅入ります。
いちいち食材の産地を調べるのも疲れます。
汚染マップ、空間線量、小児がんの発生率...目を背けたい記事が沢山あります、むしろ目を背けたらどんなに楽だろうと思います。

しかし、私が目を背けたと同時に、失うものも確実にあるのだろうと思っています。

どこに住んでいたとしても、子供たちを守ること...その願いは同じです。

モントリオールに住んでいても、福島や放射能から子供を守ろうとして奮闘しているお母さん方と気持ちは寄り添っていたいし、そうであり続ける為にも背けない勇気、受け入れる姿勢をどこに住んでいようが持っていたいと思っています。

自分が愛する人を守るために何を信じるか、この映画を観ることで自分の中で何か今以上に確信できることがあれば...そんな願いも込めて私は足を運ぼうと思っています。

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