突然、夫が起業家に!?事業をはじめる道のりを妻目線で ③ 〜駆け出しの起業家に30万円の設備を投資!!“エンジェル印刷屋” 現る!〜
これまでの流れ↓↓↓
>>突然、夫が起業家に!?事業をはじめる道のりを妻目線で ① 〜キーマンと出会うまで〜
>>突然、夫が起業家に!?事業をはじめる道のりを妻目線で ② 〜吉と出るか凶とでるか...キーマンが出した答えは!?〜
“『PIKLIP』に力を貸してもらえないでしょうか”
と無理なお願いしてみました。
前回の記事にも書きましたが、
初期のスタートアップ、駆け出しの起業家に力を貸すというのは、
かなり惚れ込んだプロダクトであるか、もしくは将来性がある起業家、絶対成功する事業だと見越してではない限りは、吉となるか凶と出るか…わざわざリスクに手を出すようなものです。
まして、我々のお願いを引き受けてしまえば「宮古プリント」さんは、これまでのデイリーの仕事に加え、低予算の『PIKLIP』の印刷作業もしなければならなくなるので、負担が大きくなるだけで、あまりメリットは感じられない話でしょう。
それが…。
蟇目さん、やってくれました…Σ(・∀・;)
『PIKLIP』への協力をお願いした数日後...蟇目さんの元を訪れると…。
「印刷機のバキューム、買いました。」
「…へっ(*゚Å゚;*)!?」
「近々、メーカーが設置にきます。」
「…はっ(*゚Å゚;*)!?」
「バキュームを設置した状態で、試し刷りさせてください。」
「…ひ、ひ、蟇目さんっ( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)」
なんと!
30万円以上のバキュームを導入してくださったのでした。
初期段階の起業家に対し “リスク” を覚悟の上で、手を差しのべてくれる行為は、まさにエンジェル投資家そのもの。
既にカタチになっている会社、利益を出しているプロダクトに関して投資をするというのは想像がつきますが、どちらに転ぶかも分からない、それどころか走り出してもいない、初期の『PIKLIP』に対し、無償で設備を整えてくれるような大きな器をみせてくれる人は、世界中を周ってもこの方しかいなかっただろうと思います。
「一生懸命やってれば、必ず誰かが手を貸してくれますから…。」
その “一生懸命” という言葉に、我々を当てはめてくれたのだとしたら...もっともっと頑張らなくてはいけないと、良い意味でプレッシャーを感じずにはいられません。
そして、その時、一緒にいた娘に対し
「おじさん…パパとママのお願いを引き受けてあげる。写真の仕事やってあげるから…。」
それは『PIKLIP』に力を貸してあげるという意味でした。
当然、娘は何のことか分かっていないので、“キャハハハ〜” と印刷室の中ではしゃぐだけ Σ(・∀・;)
そして、もう1つ蟇目さんに言われたことは
「“一番煎じ” じゃないと面白くないです。」
『PIKLIP』のアイディアがオリジナルであることを評価してくれているし、どうにか “一番煎じ” で世に出してあげたいという気持ちが伝わってきました。
その一方で
「商品は簡単にできてはいけない(試行錯誤しながら作るからこそ価値がある)」
長年印刷業を営んできた中で、色んなモノづくりに携わってきたからこそ出る、プロの言葉のような気がします。
蟇目さんと出会ってから、そして、この『PIKLIP』に協力をしてくれる、と宣言して頂いてから、それまで悩んでいた写真サイズやプロダクトが完成形に近づくスピードが2倍にも10倍にも速くなりました。
蟇目さんがいなければ、まだベータ版でさえも世に出せていなかったと思います。
まさに『PIKLIP』の “キーマン” なんです。
バキュームを購入前でも十分、「宮古プリント」で刷る写真のクォリティーは納得できるものでしたが、バキュームを設置後の仕上がりは納得以上の解像度と色を出すことができています。
キレイに色出てる。 pic.twitter.com/n5LcDHayEW— いたのくまんぼう・Unity入門書発売中 (@Kumanbow) January 10, 2018
バキュームって高いだけあるわ...(笑)
前々回のブログで “滝壺へ一緒に飛び込んでくれた人” という表現をしたのは、
吉と出るか凶と出るか分からない事業、それも見ず知らずの夫に対して、利益の為ではなく善意と男気から一緒に “挑戦” という滝壺へと飛び込んだように感じます。
そして、この蟇目さん…またもや、やってくれちゃったんです…。
続きは、また今度!
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