突然、夫が起業家に!?事業をはじめる道のりを妻目線で ② 〜吉と出るか凶とでるか...キーマンが出した答えは!?〜

1/08/2018 AppMama 0 Comments


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>>突然、夫が起業家に!?事業をはじめる道のりを妻目線で ① 〜キーマンと出会うまで〜

『PIKLIP』の 救世主なる “キーマン” と出会ったのは、
写真事業を始めるきっかけとなったカナダの地でも、スタートアップが盛んなアメリカ合衆国でも、そして大都市東京でもなく…

私の実家から車で30分の場所である、岩手県宮古市でした。

後ろ髪を引かれる思いでモントリオールを去り、西海岸を放浪したあげく、縁もゆかりもない地でペットシッターを...更には犬たちを泣く泣く西海岸へ預け、やっとこさたどり着いたのが嫁の実家。

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実家に転がり込んだ甲斐がありましたーーー ヾ(@°▽°@)ノ
(言い訳になりますが、私の永住権申請手続きや写真事業の仕事が日本であったことから、どちらにせよ転がり込まねばならない事情がありましたが・笑)

さて、“キーマン” と表現したのは、

私達の必要とする印刷機を持っていたから…!!

ではないんですっ (ヾノ・∀・`)ナイナイ

仮に『宮古プリント』さんが、特殊加工を施した素材に印刷できるハイテク印刷機を持っていたとしても…見積もりを出して貰えば、他の印刷会社と同じ…そう、1枚単価500円という見積もりを頂戴する可能性は “大”  (;・∀・)

1枚単価500円というのも、特殊な印刷機を使ってのプリント、そして人件費が加わるので妥当な見積もりかもしれません。
しかし、それでは『PIKLIP』の試み、チャレンジするところとは違ってしまいます。

世界中何処へでも 1枚US$0.99(送料込み)で届けたいっ!!



これが『PIKLIP』のチャレンジで、低価格で写真を提供していても、決済時に消費税と高額な送料が上乗せされる…ってケースがよくあるので(特に海外では)、この決済時 “あるある” システムを覆したいのです ୧(๑•̀⌄•́๑)૭✧

それには印刷コストが “要” になるのは間違いなく…。

だからといって、品質を落とすことは考えておらず、目指すところは、クォリティー高く、低価格、そして最大の特徴である、シールでも粘着質でもない特殊加工により、何処にでも何度でも壁に貼ることができる新感覚の写真です。

とにかく様子見を兼ねて『宮古プリント』さんには、テスト版を3度ほど刷ってもらいました。

はじめて私達が『宮古プリント』さんを訪れた時が、今年の8月。
その時のことをオーナーである、蟇目さんはこう振り返って話してくれます。

「な〜んで、こんな人(←夫のことwww)が、俺んトコにくるんだ!?来るトコ間違ってんじゃねーのか?」

(笑)

あまり外国人も見かけない土地故に、顔立ちが外国風の夫が玄関先に突っ立っていただけでも、さぞかし驚かれただろうし、ハワイで育っただの、カナダに住んでいただの、米国で会社を設立しているだの…そんなん聞いたら、そりゃ〜ね〜(汗)

“Googl mapの検索間違いじゃねーのか?目的地、本当にココかっ!?”

なんだか地理ごと間違ってるんじゃないかと心配になったことでしょう。
そう心配したと同時に

「(きっと間違って来ちゃってんだろうから)まぁ〜、もう来ないだろう…。」

とも思ったそうな(笑)

しかぁーし!

蟇目さんの予想を裏切るカタチで、我々ひっきりなしに『宮古プリント』さんを訪れますwww

実は、写真の仕上がりが想像以上でした!
ある大手印刷会社で、その会社の最新の印刷機で試し刷りをさせて頂いたことがあったのですが、お世辞ではなく『宮古プリント』さんに刷ってもらった方が断然良い仕上がりになったんです。

“このクォリティーならいける!!”

しかし、3度目の試作品を刷って貰った際、

「すみません。今回は、仕上がりにミスがあったので…お代はいらないです。」

と蟇目さんが申し訳なさそうに、テスト版を渡してきました。

どうやら私達が持参した素材が若干カールしており、そのカール部分が印刷機のインクを出すヘッダーに擦れてしまったそうです。



(↑子供たちの脚部分にヘッドが擦れた跡があります)

「うちの印刷機にはバキュームがついてないんですよ…。バキュームが設置してある印刷機だったら、カールを平らにしてくれるから、こういうことはなくなるんですけど…」

「バキュームの値段はどのくらいしますか?」

「....30万円以上するんですよ。」

「...。」

そこで、次の試作品からは高額なバキュームの代用として、素材の端と端をテープで固定し、素材のカールを防ぎ、何度もテスト。
どうにか、ヘッドが擦れる問題を解決しました。

印刷機はもちろんですが、蟇目さんの作業がとても丁寧なのと、細かいところも気にかけてくれる几帳面さを間近で見ていると

「“宮古プリント” さんに今後も刷ってもらえたら、どんなに心強いだろうか…」

と夫と話すことが自然と多くなりました。

なので、意を決して蟇目さんに事業について相談してみようという流れになったのは、時間の問題で、また蟇目さんが引き受けてくれるならば、『PIKLIP』はこれ以上ない幸運な流れだと思いました。

でも...

“まだアイディア段階じゃないか!? 軌道にのってから相談にのりますよ...”

そう鼻で笑われ、あしらわれてしまってもおかしくない状況です。

低予算でお願いするにしては、蟇目さんにかかるであろう負担も大きいし、まだ走り出してもない駆け出しの起業家がやることなんて、吉となるか凶と出るか、予測もつかないのですから。

事業内容を説明した数日後、蟇目さん...マヂで、とんでもないことをしでかしてくれちゃったんですっΣ(・∀・;)

続きはまた今度!

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