米国の小学校に転校した娘に試練!?悩みを抱えた6歳の娘も号泣した映画『ワンダー 君は太陽』に勇気づけられたハナシ。

4/23/2018 AppMama 0 Comments


娘が、ポートランドの小学校に転校して3週目になりました。

モントリオール時代に通っていたのは、1学年23名、全校数も120人ほどのプライベートの小学校だったのですが、今回転校したポートランドの小学校は、1学年100人超え、全校数500人超えの公立校です。

娘は “転校なんて嫌!!” だとか不安な感情を口にしたことは一度もなく、むしろ “早く学校へ行きたい!” “おともだち作るぞ〜!!”とポジティブな感情で、今回ポートランドにある、マンモス校へ飛び込みました。

ところが、登校2日目にしてトラブル、加えて日常的な小さな悩み(娘からすれば大きな悩み)を抱えだします。

小さな悩みだけ書くと…子供同士で起きた問題ではなく、大人が強いたシステムにて起こりました。

それは 、ランチ時間のこと。

現在通っている学校のランチシステムですが、個々が割り当てられた6桁の数字を打ち込んでランチ料金を決済するというもので、転校したばかりの娘はまだこのシステムに慣れていません。

6桁を押す作業も鈍く、6桁を覚えるのも容易ではないのに加えて、娘の後ろにはいつも長い列ができてしまうので、このランチ時の決済が毎日プレッシャーになっていたようです。

ある日 “明日からお弁当を作って欲しい” と娘が頼んできたことがあったので、理由を尋ねると、この日、長い列を作ってしまった娘に対し

「そろそろ覚えてきてよっ!!」

みんなの前で給食のおばさんから一喝されたそうな...。

恥ずかしさと焦りから当然ストレスを感じるようになり、ランチ恐怖症になってしまい...って、そりゃ〜私でもなるわ(# ゚Д゚)!!

おかしいと思っていたんだよね…ある日は、空腹の極限で帰宅してきたり、ある日はランチの内容を尋ねても

「ヨーグルトとミルク…」

と答え、

「それだけじゃないでしょ!?メインは?」

と聞いても

「買える量は決まっているのよ!!!ママには分からないでしょ!」

と怒ったような返答が…。
娘から、決済システム時の悩みを聞いた時、点と点が繋がったというか…。

私も夫も、これを聞いて猛烈に憤慨っ!

“大人が都合が良いシステム(オンラインで入金できる)だ!”

“そんなシステムを子供に強いるならば、せめて慣れない子や、低学年の子には優しく指導できる大人がいて当然よ!!スーパーのセルフレジには、店員がいるクセに!!”

...と言ったところで、学校や先生に訴えたわけではなく、あくまで夫婦の会話・汗

その横で

「ママ…モントリオールの学校の給食の時はね、みんなで食べ物を運んでさ、お姉さんやお兄さんがお皿に盛ってくれたんだ…」

懐かしそうにモントリオール時代を振り返る娘。
私も知ってる、そんな風景を何度も見たことがあるよ...。

「今日のランチはな〜に!?」

とキッチンを覗き込む子供たち。

「まぁ!もうお腹すいているの!?この子達ったら食いしん坊ねっ!あははは。」

そんな笑い声の響く給食室の風景を何度も見たことがあった。

今の学校は、連絡事項からスクールバスの延滞情報も含めて、全てオートマチック化されていて、常にスマホに連絡がきます。便利だし、正確だし、スピード感もあるけど…でも、何かが違う。

娘の小さな悩みを聞いて憤慨もしたし、腹もたったし、クソババア!と言いたくなったけど(笑)、夫と話し合って娘にはお弁当は持たせないことにしました。

「ゆっくりでいいんだよ!列ができたっていいんだ、何度もやればできるようになるさ!」

十人十色って言葉通り、色んな子がいるわけで、同じように教えたって、1回で理解できる子もいれば、アプローチを変えて説明してようやく理解できる子もいる。

なんかモヤモヤみたいなものが私達夫婦、娘共にいつも抱えながら過ごした数週間でしたが、昨夜、この映画を3人で観て、モヤモヤが吹っ飛びました。

『ワンダー 君は太陽』



予告だけで泣くわ、こんなん(´;ω;`)

日本では2018年6月15日公開!

米国では既に公開されているので、アマゾンプライムでレンタルして観ました。

感想ですが。

“この子(主人公)の状況と比べたら、6桁の数字が打てないのが何よ!?”

そう思ったってことでもないし、自分たちの悩みがちっぽけに思えた、そういうことでもないんです。

単純に「家族っていいな〜」「ともだちって最高だな〜」「生きるって素晴らしいな〜」っていう…笑

↑どんだけ浅い感想やねんっΣ(・∀・;)

いや、この映画を観終わった時、言い切れないほどの感情が溢れるのは当然のこと…グダグダ感想を述べるよりも、

「家族って…いいな〜!!」

「ともだちって…最高だな〜!!」

「生きるって…素晴らしいな〜!!」

おばちゃん...言葉としてはこの三言しか出なかった(´;ω;`)

6歳の娘も大号泣…。

はじめてかも!?映画をみて感情を抑えきれず泣いたのは...。

なんだろ...学校での自分の状況とリンクした部分もあったろうし、最近揺らぎそうになっていた自分の中にある正義や優しさは、やはり間違っていなかったという確信に繋がった途端にドワァァ〜と、溢れ出たっていうか…。

お涙ちょうだいって感じではなく、観終わったときは爽やかで、とにかく前向きになれました。

それから!この映画に出演している子供たちの演技がまたいいのよ!
主役の男の子なんて、演じているようにも見えなくて...天才子役と言われるだけあって、鳥肌モノ...。それから脇役の子供たちの演技も素晴らしいの何のって!

あっぱれ!

世の中にはこんな子供たちがいるのね〜。感心しました。


とにかく、是非、是非オススメです!
こどもたちにも、この夏、観て欲しい1本ですっ!


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