アメリカの小学校の学校見学...煙突に2万羽の鳥が吸い込まれたっ!その理由とは!!
ポートランドの公立小学校で、OPEN HOUSE(学校見学会)があったので参加してきました。
仕事終わりの父兄が参加できるように...という図らいもあるのでしょう、開始は18時半。
形式張った感じではなく、各々自由に学校を見て周ります。
父兄らの服装ですが、先生らに会うからとフォーマルな装いというのではなく、スーツを着ているのは仕事帰りのお父さんといったところで、大抵はデニム、またはヨガパンツにスタバのコーヒー片手に持てばキマってる!といった感じ(笑)
さて、この学校、実はポートランドの風物詩として有名な “ある生き物” が訪れることで知られています。
それは...Swift(アマツバメ)!!
Swiftの大群が、この学校の煙突を休息場所としていることで知られており、この時期になると多くのポートランダーが夕方から夜にかけてSwiftの煙突入りを見に、この学校を訪れるんです。
この日も大勢のポートランダーが学校の敷地にレジャーシートや望遠レンズを構えて、Swiftの煙突入りをひと目見ようと集まっておりました。
個人的にはOPEN HOUSEよりもSwiftの煙突入りが気になるところ(笑)
平日の夕方に “鳥” を見るために、これだけの人が集まるのを見ると期待値が高まり、余計に見たくなります ((o(´∀`)o))ワクワク
「学校は、サクッと見てさ〜、Swift Watch しようよ〜!」
と言い出す母親が...は〜い、私でーーす(・∀・)!!
だって、2万羽のSwiftが煙突の中に入っていくんですよ!!
見たいでしょう!?見たいわよっ(笑)
そんなわけで、
「はやく案内してよ、ママ、Swiftみたいからっ!!」
と、娘にけしかけると
「え!?鳥と私の学校、どっちが大事ぃ ٩(๑òωó๑)۶!?」
あら、ご立腹だわ(笑)
学校を案内することを楽しみにしてた娘は、私の提案を却下。
というわけで、仕方ない(笑)...学校案内を張り切る娘を先頭に構内へ。(私の頭の中はSwiftだけど・笑)
まずは娘の教室。
黒板に向かって席が整えられているわけではなく、グループ制で席がまとめてあり、常にお友達と教えあったり、話し合ったり、または、お友達の考え方をみて、すぐにヒントや刺激を得られるような空間づくりに感じました。
実際、問題の解き方だったり、それから絵の描き方だったり...お友達から解き方を真似たり学んだり、刺激されたりすることが多いので、常にグループ制で取り組んでいるからなのだと納得。
コミニュケーションも常に計れるし、教え合え、助け合えるのでとても良いと思います。
そして教室の一角には、カーペット張りのスペースがあり、そこでは読書をしたり、絵を描いたり、各々自由な体制で取り組むことができるような空間もありました。
それから、ここはランチ時に食べ物を受け取る給食室。
ランチ代は、その都度、暗証番号を入力して決済するシステムになっていて、Grade 2の娘は、毎日6桁の数字を入力して決済しているみたい...もっと簡単でシンプルな方法があったらいいのに。
ここは図書室。
本を借りられる日は毎週水曜日。
ところが、
「ミステリーの本を読みたいんですが...探してもらえませんか?」
図書室の先生に、7歳でも読めるミステリー本はないか探すよう頼んだそうで、本を借りる日としてはイレギュラー日ではあるものの、娘だけ、木曜日に本を借りてきました。
子どもたちの無理なお願いも、全て規則やルールに縛らずに、フレキシブルに対応してくれる姿勢に感謝です。
廊下には娘の作品が飾ってあったり
なんだ、色々あったけど楽しくやってるじゃんっ!
って安心しました。
な・の・で!!
「ママ、もう学校の中とか先生に挨拶したからもう学校案内は十分だわ...そ・れ・よ・り!!Swift を見にいくわよーーー!!!」
ってことで、19時過ぎにポートランダーらと空をひたすら見上げてみる...。
もう見たこともない数の、鳥・鳥・鳥!!!!!
それはもう、笑っちゃうくらいの鳥の数で!
写真や映像だと、その光景が半減してしまうのが悔やしいところ。
余談ですが、この学校に毎年訪れるこのSwiftは、カナダからやってきて、ポートランドのこの煙突で休息し、そして南アメリカへ行ってしまうんですって!
まぁ〜、まるで私達みたいだわ(笑)
私達も南アメリカくらい行っちゃいますか!
...って、行っちゃいそうだから怖いわ(笑)
とにかく、こんな小さな身体ですごい飛行距離!
過酷なのは...
ワシが見張っていて、Swiftを捕まえて食べちゃう。
休息ですら、命をかけているっていう...。
だけど、ワシにも負けない迫力で2万羽の鳥が空を覆い、そして、あるタイミングで、グワァァァァァ〜〜〜っと、一気に煙突に吸い込まれるように突入していきます!
ハリーポッターのワンシーンにあってもおかしくない光景で、その瞬間、みんな
「うわぁぁぁーーーー」
と声をあげました。
鳥が自ら入っていくというより、吸い込まれていくような、もっと遠目からは、煙突の中に龍が入っていくようにも見えるかもしれませんね。
いやー迫力がありました!
ポートランドの公立小学校、学校生活どころか2万羽のSwiftの煙突入りも見れ、いやはや、面白かったです!!
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