バーモント州へお引越し!家を借りて13日目で、近所の女性と夫が合鍵を渡し合うだとぉ!?スペアキーをシェアした理由...。

4/13/2019 AppMama 0 Comments


...ドロドロしたタイトルで、引きつけてすんませんのぉ〜。

だって、近所に住む女性の家の鍵を、夫がゲットしてきたのよ、奥さんっ!!

「良かったら、この鍵を...あ・げ・るわんっ♡」

...ってこんなアホな言い方で、しかも語尾に♡はつかないけど、彼女は鍵を夫にあげました、はい...。

すごくない!?どんだけ平和やねんっ!バーモント州 (笑)

だって、私達、この家に住んでまだ13日目だよ!?
どこの馬の骨か分からん人に家の鍵を渡す!?

私達が泥棒だったらどーすんのよっ!

「僕の家の鍵もあ・げ・る♡」(←夫)

...って、おめーもかっ!!!!(笑)

“お互い、何かあった時に助け合いましょう!”

そういう理由で交換したのですが、助け合う日がすぐにやってきました。

このご近所さんの女性が、泊りがけの用事があるというので、この家で飼われているネコの世話を頼まれたわけです。

朝の8時半、彼女の家へ行き、どこに何があるのか...ネコの世話に必要な餌置き場や水飲み場の案内だけでは済まず、全く関係のない彼女の寝室、そしてクローゼットの中まで案内は及びまして、終いには...

「ここに高価なカメラがあるんだけど...」

だ・か・ら!!
俺達が泥棒だったらどーすんねんっ(笑)

さて、彼女が出発して数時間後、ネコの水やりとトイレを片付けに、例の “合鍵” を使って部屋に入りました...。

さ〜て、高価なカメラとやらを頂こう...グヒッヒッヒ〜

って、冗談はさておき、ネコはデッキに出たいようだったので、デッキでしばらく日向ぼっこ。

↓女性から鍵をもらってご機嫌の夫...そりゃ〜、ピンクのシャツも羽織りたくなるわ (笑)

この部屋のステキなところの1つは、デッキからシャンプレーン湖が望めるところなんだよな〜。

さて、太陽を浴びて喉が乾いたのか、夫の “Water” という単語に反応し、デッキから部屋の中へと入るネコ、ラッキー君。


ここからが面白いところ!
このラッキーくんの水の飲み方に注目ですwww

バスタブに入って...


蛇口からでてくる水を頭に当てながら、排水溝へと流れる水を飲む wwww


どういうわけだか、この方法でしか水を飲まないので、留守にする時はご近所さんのサポートが必要なんだそう。

そういうわけで、私達も犬を2匹飼っているので、持ちつ持たれず...お互に助け合おうの精神で “鍵” をシェアしたんでございます。

家を出る時は、戸締まりを忘れず、そうそう、あの高価なカメラをかばんに入れて...ウヒヒヒ〜

って、んなことするわけないでしょーーーっ(笑)

と言っても、“アメリカ人” が皆こんなにオープンではないし

 “アメリカ人って◯◯だよね〜” 

と1つに括ってしまうのも大間違いだと思います。

アメリカは広い...もはや州が国のようなもので、それぞれの州によって、風土、気質、文化、歴史...それぞれ異なるからこそ  “アメリカ人ってこんな感じ” とは一概に言えないと思うんです。

だって、ポートランド生活において、こんなにオープンな人に会ったことなかったもの (笑)

「今度遊びにきてよ!」

って言われたし、逆にそう言ったこともあるけど、そもそもお互い家がどこなのかわからないような関係だったのがポートランド。
日本でいう社交辞令だよね(苦笑)

バーモントに越してきてからは、娘を学校に送っていく道中も、見知らぬ近所の人と手を振り合い、笑顔で挨拶を交わす...ハグをすることもずっと忘れていたけど、この街にきてからハグが復活した!


良くも悪くも個人主義で干渉を好まないのがポートランドであり西側の印象だったけど、対して人もビジネスも助け合いの精神が強い東側。

どちらの環境が好みなのかは、人それぞれ...。

でも、考えてみたら土地柄そうだよね、暖かい土地は個人主義でも全然生きていけるけど、冬が厳しい東側は助け合わないと生きていけないもの。

実は、彼女もそんなことを話していた。
もともとカルフォルニア育ちで西海岸で暮らしてきた彼女。結婚してからは、旦那さんの仕事の関係でベルギーに3年住んだ後、カルフォルニアに戻ったものの...

「西側では、3千万出しても住みたくない家しか買えないのよ。

それで、カルフォルニアから違う州に移住しようと思った時に、バーモント州はどうなんだろうね、って話になったの。それで夏に旅行できたら最高よ。それですぐにバーモント州に越してきたわ。

だけど、冬は寒くてすごく大変ね。それでも他へ越そうと思わないのは、バーモント州の人たちは本当に優しくてフレンドリー...冬が辛くてもバーモント州の人達の雰囲気から離れられなくなったの。」

決して西側の人が優しくないとかそういうことじゃないし、私達もアチコチ転々としてきたからこそ、彼女が言っていることはすご〜く分かるところだったりします。

今朝...ようやくここ、バーリントンに春が訪れました。
だから外に出ると、みんな春の訪れがとっても嬉しそうで誰もが笑顔。

朝の犬の散歩では、すれ違うたびに

「Good Morning!」

と見知らぬ人からの挨拶され、更に言えば、その “Good Morning!”  には、

「ようやく春が来たなっ!」

「今日は暖かいわ〜最高ねっ!」

そういう “喜び” “共感” を含ませているのが容易にわかる “Good Morning!” ...すごく心が暖かくなります。

これから新緑のバーモント、楽しみです。

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