海外生活5年...はじめて人種差別を感じた日。アジア人はハリーポッターのキャラクターになれないの?

9/25/2019 AppMama 1 Comments


書こうか、書かないか迷いに迷ったものの...

はじめて “人種差別” を受けたと娘が感じたことがあったので...書きます。


数日前のことになりますが、私が小学校に娘を迎えに行くと、娘は私の顔を見るなり泣きそうに。

何があったか聞いてみると...


「女の子たちでハロウィンのコスチューム、何にするのかって話してたの...。

“私はハリー・ポッターのハーマイニーになろうと思ってるんだ!” 

って話したら、Gちゃんがね...

“私の方がハリー・ポッター好きだし、私がハーマイニーになろうとしてたのよ。ねぇ、ハーマイニー諦めてくれない?”

って言ってきたの。

でも、私だってハーマイニーになりたかったから

“ごめんね、私もハーマイニーになりたいんだ! 一緒になるのはダメなの?”

って言ったら、突然Sちゃんがきて...

“諦めなさいよ!だって、あなたの顔はハーマイニーとちがうのよ!Gちゃんの方がハーマイニーみたいな顔だもん!”

って...。

すごくダメなコトを言っていると思う。悲しかった。だって、スキンカラーは関係ないんだよ...」

つまり、この会話で遠回しに

“ハーマイニー役のエマ・ワトソンは白人だけど、あなたは白人じゃない”

と言われたそう (´;ω;`)

「私は絶対にスキンカラーや見た目で判断しない。

どうして、そういうことを言えるの?

だって、それ(肌の色や人種)は、自分が選んだことじゃないし、自分は自分だよ。」


娘は、そう言って大泣き。

お友達からそう言われた直後はショックで、その場では反論できなかったらしいんだけど、その後、先生のところへ行き相談すると

「Sは...大バカ者だわねっ٩(๑`^´๑)۶!」

そう言って、その発言をしたSちゃんを個別に呼んだみたい。

夫も娘の話を聞いて憤慨。

「なんて馬鹿なことを!いいか、ニューヨークのブロードウェイでハーマイニー役を演じてるのは黒人の女の人なんだ!

誰もハーマイニーが白人とは決めてない!

J.Kローリングが執筆中にハーマイニーのことをエマ・ワトソンだと思って書いてないさ!ハーマイニーは読んだ人が想像したキャラクターでいいんだ。」

>>'HARRY POTTER AND THE CURSED CHILD': THIS IS WHY J.K. ROWLING LOVES BLACK HERMIONE—NOMA DUMEZWENI(Newsweek)

私達がカナダに移住した時、娘は3歳。

カナダは移民の国だから、多様な人種、様々な国籍の人々が暮らしているし、だからこそ、互いに認め合い、許容し、受け入れる心を持った人々が多かったです。

だから、もしも肌の色、目の色、髪の毛の色、言語、人種...いわゆる見た目で人を判断したり、カラーや人種を表現に使ってしまったら、3歳とはいえ悪気がなくても叱りました。

それは幼かろうが、これを理解することは大事なことだからです。

3歳であっても娘は理解したし、カナダ時代の友だちもまた、年齢関係なく表面的なことを表現として使うことがどれだけ浅はかなことか知っていました。


Sちゃんも、別に深い意味で言ったわけでもなかったのかもしれません。

だけど  “子供だからこの程度の表現は許される”  なんてことはなく、その安易に放った一言は、深く友だちを傷つけるものだと気づいてほしいものです。

きっと彼女は、この発言をいつか後悔し、恥ずかしく思う日がくるのだと思います。


“人” が “人” を受け入れる時、人種や肌の色でもって人を判断するというのがどれだけ浅はかで恥ずべきことか、まして、それを理由に何かを諦めさせるという行為は愚かなこと。

というわけで...

誰がなんと言おうが!

今年のハロウィンは、堂々とハーマイニーのコスチュームで学校へ行くぞー!



1 件のコメント:

  1. この記事とは関係ないけど・・・
    ご存じかもしれませんが、Gigazineで娘さんの写真が使われてましたよ。
    ・・・たぶん??
    https://gigazine.net/news/20191018-glasgow-effect/

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